いのありのベイビーチョコラータ

治まんないよ ページ12

(早く入ってDVD見ようぜっ)


大ちゃんが内緒話みたいに僕の耳を両手で覆ってこそこそと囁く


「あ・・や・・そだけど・・あの・・大ちゃん先に入って・・」


神様・・僕・・さっき大ちゃんが指舐めてから・・今・・ひっじょうに・・・伊野尾の伊野尾がやばい状態なんです・・


「もうっいいからはやくこいってばっ」


「伊野尾君、あきちゃんが着替え持ってきてくれたの置いてるからそれ着なさいね」


「あ・・や・・はい・・」



こういう時に治まれ治まれって思うと余計にダメで、無になるようなことを頭に思い浮かべようと必死なのに、大ちゃんってばお風呂に向かう廊下でもまた僕の耳元に唇寄せてきて


(じつはさ、DVDあれ一本じゃなねーんだよね(笑)あと二枚あったから今夜全部見ようぜ!夜は長いんだからさ)って
言ってきた



ああ・・息・・熱い息を注ぐの・・マジでやめてくださいっ・・神様っっ
「ちょっ・・ちょっと大ちゃんごめんっ僕トイレ行ってくるっ」


「へ?」


大ちゃんの腕をするりと抜けてお風呂の手前のトイレに駆け込む


「俺先に入ってっからね〰」


大ちゃんがお風呂の扉を開けた音がしたから、はぁと大きな息はいてトイレに座る・・


無理だ・・治まんないよ・・
ズボン下ろしてそれから‥下着の中でもうはちきれそうになってるのを自分で慰める


「ふ・・んん・・」


さっき大ちゃんに舐めてもらった人差し指を口の中に入れてちゅくちゅくと舐めまわすと大ちゃんの顔が閉じた瞼に浮かんでくる



「んぐん・・・ん・・ふ・・・」


声を出さないように人差し指は突っ込んだままほかの指でしっかり口を押えて、それから自身をじゅくじゅくとしごいていく・・



自分の指を甘噛みして、手のひらに熱い息をはっはっはと何度もはき出して、腰をぐいぐいと動かして、瞑った目の奥には大ちゃんが上目遣いで僕の指を吸って・・・ううん・・指じゃなくて・・僕のを舐めて・・黒目をつやつやさせながら・・僕のを口いっぱいに頬張って・・僕の名を呼んで・・ああっ・・・んん・・・い・・いくっ・・・いくっ・・・


ぎゅうううと体が硬くなって息を止めて、びくんびくんと震えるそこをゆるゆるとしごきながら先から勢いよく飛び出した迸りをすべて手のひらに受け止めて最後にもう一度きつく握ってから


「はぁ〜・・・ん・・はぁ・・はぁ・・」って呼吸を再開した

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