いのありドームツアー記念〜大阪ドーム編〜

始まるよ! ページ17

「いやあ・・とうとう最終日耐え切れずにキスですか・・まぁ・・キスならギリオッケーだけどさぁ〜さすが伊野尾ちゃんだよね〜もう気が済んだでしょ?もう今日はちいのこと気軽にさわんないでよ」

山田が半分本気でけん制してきたけど、ちゃんはどこ吹く風かって平気だよ(笑)

「や・・これとそれは別だから(笑)ちねんさんのことは今日もいっぱい触りますよ〜」

「もっやだ〜りょーすけ〜」

「なっ・・ちょっと・・伊野尾ちゃんやめろっ」

変顔しながらちねんに襲いかかろうとするちゃんを山田が本気で止めてるし(笑)


「一つ聞きたいんだけどさぁ、そもそもなんで喧嘩してたの?」

圭人が不思議そうに聞いてくる

「なんでって・・まぁ・・」
俺たち二人でもごもごして・・ごまかして・・

「まっもういいじゃん・・忘れた・・忘れたよね?いのちゃん」

「あ・・うん・・もう忘れた」

「なんだそれ(笑)まぁ大体そんなもんだよな(笑)さぁとりあえずさ、今日で大阪最終日だし、みんなを幸せにしてあげないとだよ」

薮がみんなを鼓舞してくれる

「おーっ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そっからは昨日一昨日でわかった改善点とかをもう一度話したり、細かい振りやトークのこと、持ち場所についてスタッフさんと話し合って大阪ラストに向かう。

ふ・・と横見ると、大ちゃんの真剣な顔があった。

10年前とちっとも顔変わってないけど・・こういう時の真剣なまなざしは特に全く変わってないなって思う。

僕があんまり見つめるもんだから前向いたまま右手で僕のほっぺぺチリと撫でて、ちっちゃい声で(見んなっ)っていった(笑)

開演20分前・・そろそろあの愛しい声が聞こえてくるね・・ほら・・

「JUMP〜JUMP〜」

「お〜・・さっすが大阪ラスト!JUMPコールだって声がおっきいね」
うれしそうにゆうとが言う

「弾んでるよね(笑)元気が声でわかるよ」
圭人もうれしそう・・今日すっごくテンション高いよ

「ちゃん・・」

「ん?」

「キミアト何言うの?」

「・・・なーいしょ(笑)」

「もうっ」

「ほらっいくよっ」



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