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男子「…これも中に入れといて」
投げ入れられたのは、さっき殴られて気を失っている彼の友達だった。
埃っぽい教室だったので、西日に照らされて大量の埃が舞うのが分かった。
死んではないんだよね…？
恐る恐る首筋にそっと手を当ててみると、指先で脈を認識出来た。
．
本当は、逃げるタイミングなんかいくつもあっただろう。
けど、私が居なくなったら、この人は…
隣ですやすやと眠る整った顔をちら、っと横目で見る。
そう考えると、どうしてもこの人を置いて逃げることが出来なかった。
．
．
次第に陽も落ちて、教室の中は次第に薄暗くなった。
私は逃げる気力も失い、ドアに背中を預けて座り込み
床から伝わる冷たさに膝を抱えて縮こまっていた。
お母さん、心配してるかな…
隣の彼は目を覚まさない。
「(もう何も考えられないや…)」
私は顔を伏せて目を閉じた。
．
．
５分くらい経ったのだろうか、廊下にいくつもの足音が響いて、
徐々に大きくなってきた。
そして、その足音は、
．
この教室の前で止まった。
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ピノ(プロフ) - 木戸 凛々さん» 突然ですが次の55話で完結しますよ(°_°)！ (2017年1月27日 17時) (
レス) id: fd697664d4 (このIDを非表示/違反報告)
木戸 凛々(プロフ) - ニヤニヤするあたしをどうにかしてください (2017年1月27日 16時) (レス) id: 3f020bed75 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ(プロフ) - 木戸 凛々さん» えーやったー！考えとくねw (2016年12月27日 21時) (レス) id: 11317fccfe (このIDを非表示/違反報告)
木戸 凛々(プロフ) - やったね！ピノは代わりにツッキーの後ろにのせてあげよう！() (2016年12月27日 19時) (レス) id: 3f020bed75 (このIDを非表示/違反報告)
ピノ(プロフ) - 木ノ葉さん» コメントありがとうございます！！そう言ってもらえてすごく嬉しいです…！（＾Ｏ＾） (2016年12月27日 17時) (レス) id: 11317fccfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピノ x他1人 | 作成日時：2016年12月26日 22時
