第２７話 ページ27
貴「え！？なんで！ど、どうしたの！」
急に倒れてしまった風丸くんに頭が回らなかった
風「はぁ…はぁ…」
息が上がってる？
もしかして…
額に手を当ててみると、すごく熱かった
貴「熱があるじゃない！どうして黙ってるの！」
風「いや、大丈夫かなって…」
あははとのん気に笑う風丸くん
貴「早く言ってよ〜！ほら、家まで送るから」
風「すまん、ありがとう」
そして私たちは風丸くんの腕を自分の肩に回してグランドを出た
もしかして、熱があったから朝来るの遅かったのかな？
貴「今日寝坊したのって…」
風「ああ、実は朝からなんだ」
貴「だったら休んで良かったのに！」
風「だって、Aに会えるなら熱なんて関係ないだろ？」
そうニコッと笑う風丸くん
その火照った顔は照れているのか、ただの熱のせいか分からなかった
それでも私の心はキュウゥと締め付けられていた
貴「私、本当に風丸くんのこと好きになれてよかった」
風「な、なんだよ急に…！照れるじゃないか」
目線をそらし、手で顔を隠す風丸くん
そんな仕草すら愛おしい
貴「さ、着いたよ〜」
いつの間にか風丸くんの家に着いていた
ガチャ…とドアを開ける音と、中は沈黙が待っていた
お母さんはいないのかな？？
風「ありがとう…ゴホッ、ゴホッ」
部屋に入るなりベッドで横になる風丸くん
貴「大丈夫だよ、それよりお母さんはいないけど…」
何か食べないと薬も飲めないし…
貴「台所借りるね！おかゆ作ってくる」
風「ああ、すまない、頼む」
.
.
.
.
.
.
貴「よし！風丸く〜ん おかゆできた…よ」
風「ZZz…」
おかゆを片手に抱えて部屋に入ると風丸くんは寝ていた
貴「ありゃりゃ…寝ちゃった…」
私はおかゆと薬を机に置いた
でも…こうしていると私たちって夫婦みたいだな〜…なんてね
デートは出来なかったけど、これはこれでお家デートってやつだね
貴「早く元気になってね」
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ALISU.xxx.(プロフ) - 涼風ヒカルさん» ありがとうございます！更新率カメさんでごめんなさい(T_T)がんばります！ (2015年8月5日 11時) (
レス) id: b001acd4e4 (このIDを非表示/違反報告)
ALISU.xxx.(プロフ) - 桐谷快斗さん» わわわ！ありがとうございます(T_T)頑張って更新しますです！ (2015年8月5日 11時) (レス) id: b001acd4e4 (このIDを非表示/違反報告)
涼風ヒカル - 面白かったです。更新待ってます！（￣+ー￣） (2015年4月11日 22時) (レス) id: 331d5ff2f1 (このIDを非表示/違反報告)
桐谷快斗(プロフ) - 面白かったです！更新楽しみにしてます！ (2014年11月18日 20時) (レス) id: 5348c0eed1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほな蘭 | 作成日時：2014年8月21日 22時
