炎柱の双子の妹【結婚編】【鬼滅の刃】

． ページ26

「お兄さん、何者？早くてついていけねーんだけど」
　
　
「兄上は強いですからね。恐らく勝てる人はいないと思います」
　
　
五条悟さん、姉上の婚約者。端正な顔立ちに長身、家柄も良いと聞いた。ただ性格に難ありらしい(姉上が言っていた)
　
　
「でも兄上の指南を受けられる事は光栄な事です」
　
　
全国津々浦々、兄上へ弟子入りをしたいという申出は多い。鍛え抜かれた強さに憧れる人も少なくない。そして何よりも、、、
　
　
『千寿郎と五条くんが一緒だなんて珍しいね』
　
　
兄上に弟子入りすると姉上に会えるという事で、邪な気持ちでやってくる人もいる。勿論、兄上と父上によりその願いは叶うことはないが
　
　
「俺と弟くん仲良しなの。近い将来、兄弟になるし」
　
　
「…それは兄上に認められてからですね」
　
　
『いつになるだろうね』
　
　
「2人共、辛辣…」
　
　
今回はもしかしたらがあるかもしれない。だって、五条さんは姉上のことを本当に慕っているから
　
　
「よし。行ってくるかな」
　
　
陽の光で五条さんの綺麗な白髪がキラキラとしている
　
　
「怪我にはお気をつけください」
　
　
「大丈夫。俺、最強だし」
　
　
その背中を僕はしばらく見つめていた

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