兄の恋心 ページ10
《智人side》
金原修吾。22歳。俺のクラスの担任。彼氏持ち。
理由は分かんないけれど、
どうやら俺は、あなたに
恋をしてしまったようです。
–––––––––
『あの。俺3年生の佐原智人といいます。担任は金原先生ですよね？』
『あぁうん。よろしくね！佐原君』
『智人でいいですよ、“ 修吾先生 ” 』
先程、職員室でそんな会話をしてしまった。
いきなり名前呼びを求めてしまった。
今思い返すとすごく恥ずかしいわ。
–––––––––
「ねぇ智人はさぁ、彼氏彼女とかいんの？」
さっきやった自己紹介で「パンツ見せて？」と
俺に要求してきたド変態、寛太が訪ねてくる。
もちろんパンツは見せていない。
「あー、元カノならいた」
「今、現在は好きな人いますか？」
寛太の彼氏、春斗も訪ねてくる。
コイツは同性愛について真剣に学んでいるらしい。
真面目ェ…
「うーん…いる」
無意識にそう言ってしまったが、きっと修吾先生のことだ。
「えっ？もしかして弟？ねぇ弟？」
目を輝かせて再び訪ねてくる寛太。ねちっこい。
「いや、Aも好きだけど恋愛対象では…」
「え"っ？おあ"ああっああ！！」
！？ 先生が奇声を発している。
先生の目線の先には、あっ…G。立派な黒光り。
「えぇ…俺、ゴキ無理だわ」
「僕も無理です」
そう言って教室の後ろに下がる寛太と春斗。
そうだよな…俺も無理だよ。
「あぁぁごめん！俺、涼丘先生呼んでくる！ちょっと待ってて！」
＊
涼丘先生が来て、Gは無事ゴキ○リホイホイの餌食になった。
運の悪いGよ、南無阿弥陀仏。
Gを倒した後、半泣きの修吾先生は涼丘先生に優しく抱きしめられていた。
Gの件に関しては一件落着。
だがしかし、『修吾先生の彼氏は涼丘先生』
という事実を見せつけられてしまった。
俺は絶賛片想い中。
修吾先生のファーストキスも、きっと涼丘先生が奪っている。
俺と修吾先生は、生徒と先生の関係。
それでも俺は、修吾先生のことを諦めることはできない。
あわよくば。
…修吾先生を奪いたい。
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ハンガーラック
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(♪( ´▽｀)
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小木@三色団子派 - この話面白いですね！俺もラッププロジェクトのやつ大っっ好き何です！俺の推しは、空却です！ナゴヤは全員好きっ。 (2020年10月6日 5時) (
レス) id: 2cf25ba2b0 (このIDを非表示/違反報告)
Ysn - 蒼斗さん» 読ませていただきました！続き楽しみに待ってますね！ (2019年9月25日 1時) (レス) id: 425b77ee4c (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗 - Ysnさん» はい。 オリジナル作品の題名は、触手の牢屋と言います。 (2019年9月23日 8時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
Ysn - 蒼斗さん» ありがたいです！是非教えてもらえるとありがたいです！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: 425b77ee4c (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗 - Ysnさん» はい! 作者さんのペースで大丈夫です。 私もオリジナル作品を書いているので良かったら題名の方を教えますか？ 突然、すみません... (2019年9月22日 19時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ysn | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年8月16日 12時
