1年生との初日 ページ9
ガラガラッと教室の扉が開く。
涼丘先生に続き、俺も入ろうとすると、
先生が ちょっと待って というように合図する。
「お前ら待望の転校生がやってきたぞ」
「マジ！？ よっしゃー！」
「どうやって犯してあげよっかなー」
「いや犯すとか…お前とcp組ますぞ」
3人の男子の声が聞こえた。
一応、楽しみにしてくれてんのかな？
「A、入室オッケーだ」
「はい！」
先生のOKをもらい、深呼吸を2回。
満を持して入室し、
3人の注目を浴びながら黒板の前へ移動した。
「それでは自己紹介、よろしく」
「佐原Aです。好物はオムライスです。
えー…色々教えてほしいです！お願いしまーす！」
っあー、緊張した。
たった3人が目の前にいるだけなのに。
中学の時は皆の前で話すことが少なかったからな。
…慣れてないのかも。
「はい。次はお前らの名前を教え…」
「涼丘先生！！助けて！」
3年生の担任、金原先生が教室に飛び込んできた。
「教室にいっ…Gが出ました！」
涙目の金原先生を見るや否や、
「すまん。お前ら、自己紹介しててくれ」
と、言い残し、涼丘先生はすぐに教室を出て行った。
「んじゃあ俺から！俺は純。倉田純！よろしく！」
じゅん。名前の通りの純粋な笑顔。
「んっと、木村大輔です。腐男子です」
？ だいすけ。ふだん…し？
「谷崎孝二でーっす。
あっAさぁ、さっき色々教えてほしいって言ったよね？…“俺に” ナニを教えてほしい？」
「えっ？えっと…」
ニヤリと笑うこうじ。
んん… “俺に” と言われると…何て答えればいいの？
言葉に詰まる。
俺が返答に困っていると、
「無難に答えて。無難に」 と、だいすけに言われる。
「無難…あっ！学校のこととか」
俺なりの『無難』な答えを口に出すと、こうじは口を尖らせる。
「っ…大輔この野郎」
怒ってる…いや何で？
すると突然こうじは席を立ち、俺の方に近づいてくる。
「ちょっ、孝二！」
じゅんが止めようとするがお構い無し。
ずんずんと近くまで近寄ってくるこうじ。
背筋に悪寒が走る。
俺は逃げ場も無いのに何故か逃げようとしていた。
すると肩に手が置かれ、そして耳元で こうじがこう囁いた。
「また今度、ちゃんと言わせてあげるから」
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小木@三色団子派 - この話面白いですね！俺もラッププロジェクトのやつ大っっ好き何です！俺の推しは、空却です！ナゴヤは全員好きっ。 (2020年10月6日 5時) (
レス) id: 2cf25ba2b0 (このIDを非表示/違反報告)
Ysn - 蒼斗さん» 読ませていただきました！続き楽しみに待ってますね！ (2019年9月25日 1時) (レス) id: 425b77ee4c (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗 - Ysnさん» はい。 オリジナル作品の題名は、触手の牢屋と言います。 (2019年9月23日 8時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
Ysn - 蒼斗さん» ありがたいです！是非教えてもらえるとありがたいです！ (2019年9月23日 8時) (レス) id: 425b77ee4c (このIDを非表示/違反報告)
蒼斗 - Ysnさん» はい! 作者さんのペースで大丈夫です。 私もオリジナル作品を書いているので良かったら題名の方を教えますか？ 突然、すみません... (2019年9月22日 19時) (レス) id: effc3bbfee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ysn | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年8月16日 12時
