久々の仕事、不穏な影。 ページ10
前回の保健室騒動から約2週間ほどが経った。
私は今日も魔物討伐のため、警報の音に駆られていた。
今回の魔物は、以前のような巨体ではなく、小さいものが群れている、ハエのような小魚のようなやつだった。
『小さいやつの討伐、苦手なのよね。』
仕方が無いのでちまちまと数体ずつ、叩き潰したり殴ったり踏みつけたり。
結局、最後の一体まで討伐し終えるのにかなりの時間をかけてしまった。
本来、魔法少女はいついかなる時でもどんな敵でも簡単に倒せるように、ステッキを用いてあらゆる戦い方ができる。
だが残念なことに、
『私は魔法が使えない』
非効率だなんだと前述していたが、本当はそういう理由では無い。
私は何故か、『魔法少女なのに魔法が使えない』という、重大な欠陥のある訳あり魔法少女なのだ。
本当は使えるものなら使って見たいしほかの魔法少女のようにきらきらしたまじかるなぱわーでかわいく倒したい。
だが、なぜかその願いは叶わず、ステッキに籠る微かな力を物理でぶつけて倒すことしか出来ないのである。
それ故、今回のような群れを成した敵を倒すことは苦手なのである。
他の魔法少女らは、ステッキからビームのようなものを出して討伐することが多いように思えるのだが、そんな魔法すら使えない私はいちいちチマチマと戦うしかないのだ。
だから時間がかかってしまう、いや、今回は少し時間がかかりすぎた。
辺りを見渡すとたくさんのギャラリーが集まっていた。
中にはもちろん塩戸の姿もあり、こちらへ向かっているようだ。
「Aちゃんこんにちは！お久しぶりです！今回は大変やったでしょ、お疲れ様。久しぶりに会えて嬉しいわぁ…自分会えなかったこの数週間ほんまに呼吸の仕方も忘れるくらいしんどくてまともにご飯も喉を通らなかったんっす。だからまたこうやって活躍してる姿が見れてよかったです！」
『ショッピくん、お久しぶり。ちゃんと約束守って来てくれてありがとうね。今日のは大変だったよ〜。でも大丈夫！私、みんなのためにお仕事してるって思ったら頑張れるから！』
「へぇ〜？そうなん？俺のためにやなかったん…？」
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何をするにも「ら」を言ってしまう人です - スランプですか……でも、聖さんの小説すっごく面白くて好きです!!ゆっくりでもいいので頑張ってください! (2023年5月5日 7時) (
レス) @page19 id: 3e8fde3e6c (このIDを非表示/違反報告)
聖(プロフ) - 雪兎さん» めっちゃ好きのお言葉ありがとうございます〜！励めになります！だるだるゆるゆる更新ですがどうか末永くチョコレートを食べながらよろしくお願いします… (2023年1月30日 1時) (レス) id: 2e2d2a438d (このIDを非表示/違反報告)
雪兎 - ずっと頭の中で元ネタであろう曲が流れてて、歌いそうになるしチョコ食べたくなるし…めっちゃ好きっすありがとうございます。(何が言いたいのかはっきりせぇ) (2023年1月29日 12時) (レス) @page18 id: d89776f955 (このIDを非表示/違反報告)
Masatoサブ＠3(プロフ) - 聖さん» そうなんですね、それはよかった……！もし私の一言でこの小説が閉じられてしまったら申し訳ないな、と思っていたので。丁寧に教えてくださってありがとうございます！ (2023年1月26日 1時) (レス) id: 8b51d1c001 (このIDを非表示/違反報告)
聖(プロフ) - Masatoサブ＠3さん» ですので、こちらの作品は主観での判断ですが、恐らく大丈夫だと思います！勇気をだしてわざわざお伝え下さりありがとうございます！歌詞等引用して侵害に当たらないよう、務めてまいりますので、これからもよろしくお願いします！ (2023年1月26日 0時) (レス) id: 2e2d2a438d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：聖 | 作成日時：2022年4月9日 2時
