第百六話、すれ違い ページ40
アイス「僕、どうしたらいいんだろう?」
ぽつんと一人呟いた。
そりゃあ、いつもいつもAは僕たちに…ねぇ?
いろいろされてるし、ほとんど毎日家事をやってるから疲れてたり、もう嫌なのかもしれない…。
さっき、「里帰り」って言ってたし…。
こういう時はノーレとダンに聞いた方がいいのかな?
・
デン「Aー!!」
ノル「Aー…。」
アイス「Aー?」
今、三人でAを探してるところだっぺ!
デン「ほんと、どこ行っちまったんだべ…」
なんとなく、家の外に出てみる。
すると…
デン「これって…!!」
Aの使っている馬具。
Aの愛馬も居ない。
そして、地面に残る蹄の跡…。
デン「間違いなく家出だっぺ!!」
・
スヴィーとフィンも戻ってきて、珍しく五人の北欧会議。
デン「どうすっぺ!!Aがいなくなったら、俺…」
スー「落ち着け、それは俺たち全員同じだべ。」
ノル「んだ。」
フィン「Aちゃんが出て行っちゃうなんて…僕、そんなこと考えてませんでした…。」
アイス「それも、僕たち全員同じでしょ。今はまず、Aがどこにいるか探さなきゃ。」
デン「おっし!!北欧5出動!」
スー「仕方ねえべな…。」
と、いうわけでAのことを探すことにしたんだけど…。
デン「ってことで、俺は北欧内の範囲を適当に回ってくっから!」
ノル「俺はここでAの帰りを待つ。」
アイス「僕、ちょっと外見てくる。」
スー「俺とフィンランドは、電話とメールで世界中に探してもらうように連絡を出すど。」
A…大丈夫かな。
・
フードをかぶって、長いスカートでしっぽを隠して、今、私はフランスさんの家にいます。
仏「珍しいじゃないのAちゃん。一人でお兄さんのところに来るなんて〜。」
A「ちょっと、お菓子の勉強です。」
この耳としっぽを見られたら困ります。早く本屋さんで本を買ってから帰らないと…。
仏「お菓子の本?それなら、いいお店があるから案内してあげるよ?」
A「すいません、お願いします。」
みなさんに、おいしいお菓子を…
食べさせてあげたいなー…なんて、思ったんです。
雨が降りそうですね…。
早く帰らないと、兄さんたちが心配…してくれるでしょうか?
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らむ - 終わっちゃった...最後のはアイス君以外だっいい 泣けた...... (2014年8月7日 6時) (レス) id: f87b68a8a9 (このIDを非表示/違反報告)
エリーン(プロフ) - 私はアイス君一択ですけどね!(ドヤァ (2013年9月5日 21時) (レス) id: b6e8dc7225 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - あぁ〜…おわっちゃった… てか最後!俺選べねーよ(泣www (2011年4月24日 20時) (レス) id: 3ccb12a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - えぇ〜!?完結しちゃうの!?!?さみすぃ〜よ…(泣 でもしかたないか…次の北欧の話もたのしみにしとるぞ!あとちょっと!がんばれ!ふぁいとだぁ☆ (2011年4月23日 20時) (レス) id: 1bcd7c3934 (このIDを非表示/違反報告)
風音朝妃(プロフ) - ついに最終話……ホントに面白かったです!!この小説読むまでゎぜんぜん北欧とか興味なかったけど、今でゎ北欧大好きです!!!!これからも応援し続けます^^こんなに面白い小説を作ってくださりありがとうございました!!!! (2011年4月23日 11時) (レス) id: 1d053d09ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻樹クレナイ