第九十話、航海術と大ピンチ ページ23
A「なんか…嫌な風ですね。」
アメリカの家を出た僕たちは、船で帰るつもりなんだけど…
Aが、大きな飴(ペロペロキャンディー?)をかじりながらつぶやいた。
一応昔、Aは僕の家と船で行き来していた時代もあったから、航海術には詳しい…と思う。
・
しばらくすると…
ノル「…。なんだべ?」
ギシシシシシ…
ものすごく船が軋んでる!?
A「!!」
Aは、あわてて船室に入っていく。
ズダーン!
転んだっ!?
っていうか、ものすごく船が傾いてる!
デン「Aっ!!」
僕たちも急いで船室へ入る。
フィン「どうしてこんなに船が傾いてるんですか!?」
スー「危ねえ…」
操舵室に入ったAは、自動操縦を解除して、地図とレーダーを見ていた。
A「完全に風に流されてます!!」
デン「なんだっぺ!?」
ノル「何があったんだべ?」
遅れて来たフィンやスヴィーも、地図と現在地、レーダーを見比べて驚いた。
アイス「ねぇA!?何が起こったの!?」
A「風と海流がおかしいんです…。こんなはずじゃないと思ったんですけど…。」
レーダーを見ると、北アメリカ大陸と僕たちのところのちょうど真ん中らへんで風に流されているみたいだった。
A「これは…燃料を全部使ってもたどり着けるのでしょうか…?」
デン「なあA、俺ヴァイキングの帆船しかいじったことないからわかんないんだっぺさ!」
ノル「右に同じ。」
スー「ん…。」
アイス「僕も、大体上司とか知り合いに任せちゃったし…。」
フィン「僕もちょっと…」
A「…。」
ちょっと考え事をしていたAは、吹っ切れたような顔をして、ダンに何かを話した。
デン「A!?」
ノル「何をー…?」
A「進路を変更します!」
いつも思うけど、Aって何でもできるよね。
馬にも乗れるし、料理もできるし…。
A「まぁ、死ぬこと前提で頑張りますっ!」
駄目でしょ!?
デン「おっし!!やるどっ!!」
ノル「いんでね?普通のルートが使えねえんなら、Aを信じる他ねえど。」
A「上手くいけば…ですけどね。」
スー「ん…」
フィン「Aちゃん!!ターさん!!頑張ってください!!」
アイス「A…?」
壊れかかった船に乗ってる僕たち六人に花たまごとパフィン。
大ピンチだよ!!
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らむ - 終わっちゃった...最後のはアイス君以外だっいい 泣けた...... (2014年8月7日 6時) (
レス) id: f87b68a8a9 (このIDを非表示/違反報告)
エリーン(プロフ) - 私はアイス君一択ですけどね！(ﾄﾞﾔｧ (2013年9月5日 21時) (レス) id: b6e8dc7225 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - あぁ〜…おわっちゃった… てか最後！俺選べねーよ（泣ｗｗｗ (2011年4月24日 20時) (レス) id: 3ccb12a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - えぇ〜！？完結しちゃうの！？！？さみすぃ〜よ…（泣 でもしかたないか…次の北欧の話もたのしみにしとるぞ！あとちょっと！がんばれ！ふぁいとだぁ☆ (2011年4月23日 20時) (レス) id: 1bcd7c3934 (このIDを非表示/違反報告)
風音朝妃(プロフ) - ついに最終話……ホントに面白かったです！！この小説読むまでゎぜんぜん北欧とか興味なかったけど、今でゎ北欧大好きです！！！！これからも応援し続けます^^こんなに面白い小説を作ってくださりありがとうございました！！！！ (2011年4月23日 11時) (レス) id: 1d053d09ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：櫻樹ｸﾚﾅｲ
