第八十五話、人ごみ。 ページ18
A「カナダさん、なんで隠れてるんですか?」
カナダ「隠れてるわけじゃないんだけどなぁ…」
…僕にはAの見えているはずのものが見えないっていう…。
アイス「…。何が見えてるはずなの?」
ノル「…カナダ?」
ノーレにも見えないらしい。
デン「A、おめえ目ぇいいんだなぁ!」
カナダ「僕ってそんなに影薄い…?」
A「えっと…」
クマ「…誰?」
カナダ「カナダだよ。」
・
誰かの案内でAが買い物をした後、僕たちはナイアガラの滝を見つつアメリカの家に…。
A「これこれ、これが欲しかったんですよ!メイプルシロップ!」
カナダ「何に入れてもおいしいよ…。」
A「料理の幅が広がりそうです!!」
カナダ「それはよかった…。」
アイス「あ、あれ!!!」
僕たちの目の前には、大きな滝が…。
A「大きいですねー…」
ノル「よしあんこ。飛び込め。」
デン「おっしゃあ任せろ!」
A「ダメですっ!!」
スー「…いんでね?」
フィン「スーさん!?何言ってるんですか!?」
カナダ「絶対死ぬよ…。」
A「…思うんですけど、この個性的なメンツについていく私って…」
カナダ「気づかれないよりはいいと思うよ…。」
っていうか、Aがほとんど一人に見える。
A「あら?」
人ごみ。
僕はAを見ていたつもりだった。
A「あら…?」
カナダ「Aちゃん!!」
初めてはっきり聞こえたカナダの声。
A「きゃっ…助けてイースく…」
アイス「な、何っ!?」
ノル「あれ?A?」
そう。僕たちが後ろを振り返った時には、Aの姿はなかった。
カナダ「ア、アイスランド君!!」
薄いけど、カナダの姿が見える!!
アイス「カナダ、Aは!?一緒にいたよね!?」
カナダ「さらわれました…!さっきの人ごみの一団、Aちゃんのことを抱き上げて…車に乗せてアメリカとの国境を越えました…!!」
アイス「最悪…!」
ノル「ってことは犯人はあっちか…。」
ノーレにも見えるみたい。
ダンとスヴィーにフィンはもう先に行っちゃったし…
ノル「A…待ってろ。すぐに助けてやるど。」
アイス「でも…どこに行ったんだろう。」
カナダ「Aちゃんの携帯って、GPSとかは…」
ノル「ついてねえな。」
僕たち、どうすれば…?
第八十六話、ブチッ。→←第八十四話、トロントは首都じゃない。
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らむ - 終わっちゃった...最後のはアイス君以外だっいい 泣けた...... (2014年8月7日 6時) (レス) id: f87b68a8a9 (このIDを非表示/違反報告)
エリーン(プロフ) - 私はアイス君一択ですけどね!(ドヤァ (2013年9月5日 21時) (レス) id: b6e8dc7225 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - あぁ〜…おわっちゃった… てか最後!俺選べねーよ(泣www (2011年4月24日 20時) (レス) id: 3ccb12a9b6 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ(プロフ) - えぇ〜!?完結しちゃうの!?!?さみすぃ〜よ…(泣 でもしかたないか…次の北欧の話もたのしみにしとるぞ!あとちょっと!がんばれ!ふぁいとだぁ☆ (2011年4月23日 20時) (レス) id: 1bcd7c3934 (このIDを非表示/違反報告)
風音朝妃(プロフ) - ついに最終話……ホントに面白かったです!!この小説読むまでゎぜんぜん北欧とか興味なかったけど、今でゎ北欧大好きです!!!!これからも応援し続けます^^こんなに面白い小説を作ってくださりありがとうございました!!!! (2011年4月23日 11時) (レス) id: 1d053d09ae (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:櫻樹クレナイ