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そして、朝がやってきた。
油とほこりにまみれた、汚れた空気の匂いが鼻を刺激する。
北根壊生徒は頭三人を先頭にして隊列を組んでいた。
Aと大嶽は目を血走らせ、
柳はナイフを手元で遊ばせていた。
「ご丁寧に、お先にお待ちとはありがたいねえ」
聞き覚えのない声が響き、
ぞろぞろと開久の隊列が工場に入ってくる。
両陣営の隊列が向かい合い、火花を散らした。
開久の隊列の先頭は、見覚えのない二人組み。
一人は長ラン。逆三角形の上半身に、有無を言わせない迫力がある男。番長片桐智司。
そしてもう一人。
長いえり足に、ゴールドのチェーンネックレス。下から睨み付けるような目つき。開久のNo.２、相良猛。
学校を去ったはずの二人が、開久の制服に身を包んで確かにそこに立っていた。
「てめえらが智司と相良か。やっと骨のありそう奴が戻ってきてくれて、やりがいがあるよ」
大嶽が二人をまっすぐ見つめて言う。
「さすがに迫力が違うねえ」
Aが関心したように呟くと、相良がヘラヘラと彼女を指差す。
「あんたが噂のAか？俺に負けず卑怯な奴だっていうから、どんなのかと思えば…随分とマブい姉ちゃんじゃねえか」
相良の挑発を気にもせず、Aは笑い飛ばした。
「卑怯でマブくて何が悪い？…出戻りの分際であんまり調子に乗るなよ」
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ひんやりだんご(プロフ) - さ??♀?さん» ありがとうございます！これからも宜しくお願いします！ (2022年3月27日 20時) (
レス) id: c7dc0d49c1 (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご(プロフ) - 子猫さん» 応援ありがとうございます( ´ ▽ ` )検討させていただきますね！ (2022年3月27日 20時) (レス) id: c7dc0d49c1 (このIDを非表示/違反報告)
さ??♀?(プロフ) - 最高です！ (2021年5月23日 2時) (レス) id: 74c8bfbc36 (このIDを非表示/違反報告)
子猫 - 凄く面白くて一気に読んでしまいました！北根の小説全然ないから嬉しいです！ひんやりだんごさんさえ良ければ理子ちゃんと夢主が戦うのも凄く見てみたいです！ひんやりだんごさんさえ良ければ書いてください！ (2021年2月1日 3時) (レス) id: 54bec7b90e (このIDを非表示/違反報告)
ひんやりだんご - Luaさん» 楽しんでいただけて良かったです！これからも応援宜しくお願いします！ (2020年9月20日 15時) (レス) id: 6187d0d719 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひんやりだんご | 作成日時：2020年7月23日 17時
