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慎 太 郎 s i d e ページ21
結局、おれの頭から1日中姫宮さんが離れる事は無かった。
ぼーっと1日を過ごした。
気付いたら、もう帰る時間になっていた。
北斗と樹との約束を思い出し、校門に向かう。
慎「はぁ..｣
？「しんたろーう！｣
..来た。
いつもの鬱陶しい女。
山中舞だ。
おれにいつもついてきて、ベタベタしてくる。
慎「あぁ..山中。
何だよ？｣
舞「慎太郎の姿見えたから、声掛けようと思
ってさ♪｣
慎「あぁ、そう。｣
舞「この後、何かあるの？｣
慎「北斗と樹と帰るけど。｣
舞「あたしも..｣
慎「悪いけど、大事な話するから無理。｣
舞「..そっか！
じゃあ、また誘うね♪
ばいばい、慎太郎！｣
慎「..慎太郎って呼ぶんじゃねぇよ..｣
そういった時には、もう山中は居なかった。
そしておれは、校門へと足を急がせたのだった。
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作者名：森 村 れ あ ら .。 | 作成日時：2015年12月12日 16時
