ジョングク栽培キット【JK】

＿＿ ページ18

.



すこぉし目を離してる隙に首が据わり、トイレに行っている間にハイハイを始め、みんなで仲良くお昼寝をして目を覚ましたら、





「たたたたたたっ、立ってる……！？ちょっ2人とも起きて！！ジョングクが立ってるッ！！」





テーブルに掴まりプルプルと震えながら、何かを必死に踏ん張っている後ろ姿を捉えた。

排泄の必要がないから出る物なんてないでしょうに、なんで力(りき)んでるの……かわいい……ニヤける。





「ぁう、Aちゃ、ぉ、」

「え、喋った……？」





今、名前を。

確かにAちゃんって。





「おっ、ぉ、おはぉ、ぅ」

「ンガガガガおはよぉぉぉぉぉぉ！！！！♡♡♡」





規格外ピクチンジョングクきゅん、なんと初日におしゃべりできるようになりました。















その後はまぁ、お察しの通りオッパが乗り込んできて、





「は、ハァッ！？このちゃらんぽらんな緑のくるくる男は誰だ！しかも赤ん坊まで……？ヤァーどういうつもりだ！1から10までちゃんと説明しなさい！！」

「お兄さんちぃッス☆僕ら今日からチングチングなんすスよぉ」

「珍子チングって……おま、そんな……、貫通済みを認めるということか……？やめろ……、ﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞﾔﾀﾞｧｧｧAは処女ッ、生涯純潔未貫通ッ！！」





こうなるよね。





「ジニョォ〜ン俺はちゃんと止めましたよォ〜男連れ込んじゃだめだってェ〜」

「うっわサイテー。秒で寝返りやがったなこの芋。その頭の薔薇引きちぎってやろうか？あぁん？？」





裏切るよね。





「ぉ、おじ、おじさ、ち……ちらぅ、ちらうょ、」





ぶぃさんに足4の字固めをかけるオッパに歩み寄り、頬をペチペチ優しく叩いて抑止するジョングク。

ペチった部分に顔を寄せたと思ったら、そこに唇をくっつけてからフニャリと微笑み、





「いたい いたいの、らめっ。こやって、なかよし、して……、ね？」





あぁ、平和ってこういうことなんだな、自分の醜い部分が浄化されてく気がする。

オッパの目も一瞬でハート型に。





「なんだこの天使は。よく見たらお前……ピクチンなのか？…………A頼む、ジミンと交換、」

「絶対にイヤ」





「きゃはは！みんな、なかよし、いぃ、いいねぇ〜」





今までよりも更に賑やかな日々が、始まりそうな予感。


.

【 ぐぅとじみんのお留守番 】→←＿＿

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す