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Hokuto「お待たせ。」
スタジオで待っててもらったAと、
タクシーに乗り込み俺の家へ。
Aが来るのは2回目だけど、
「相変わらず綺麗だね、」なんて。
冷蔵庫を開けても中を漁っていると、
Aが俺のところへ来て、手伝おうか？と言った。
Hokuto「今日は俺が呼んだから、俺に作らせて。」
Hokuto「ソファーでテレビとか見てて待ってて。
松村特性の美味しいご飯作るから。」
そう言うとAは分かった！と笑って素直に
ソファーのところへ。
楽しみにしてくれてるかな、と
いつもより緊張しながらご飯を作る。
Aの見てるテレビの音と、
俺が料理をする音だけが響いてて、
完全に2人だけの空間なんだな、って思う。
俺がAに抱いている感情に気づいているのは樹だけ。
はやく告らねえと取られるぞ。
なんて脅されてるけど、俺の性格はそんなに器用じゃないから、
こうして理由をつけてご飯に誘うくらいしか出来ない。
でも流石に好意を持ってない奴の家になんか
そんな簡単に来たりしないよな、とか、
しかも男の家だぞ、まさか男として見られてない？
いや流石にそれはないよな。
とか考えながら手を動かす。
「ほっくーーーん！」
気付いたら、大きな声で呼ぶAが横にいた。
Hokuto「あ、ごめん」
「すっごい集中してたね！笑
あ、インターホンがね、さっきから鳴ってて、」
インターホン？なんで？
と思いながら音のする方へ目を向けると、一番見たくない光景が。
私が出る訳にもいかないからさ、
と困った顔をしながら笑うAに、
ちょっと待っててと言い玄関へ。
ドアガードをしたまま少しだけドアを開けて、
Hokuto「なに？」
と冷めた声で言えば、
「ほーーーっくん！」
「来ちゃった！」
と精一杯の小声で言う奴ら。
Hokuto「無理。」
そう言ってドアを閉めようとすると、
「俺も松村特性ご飯食べたいなあ。」
「ほくと抜け駆けすんなよ。」
と言う声が聞こえて、
諦めてドアガードを外してドアを開ければ、
待ってましたとばかりに俺の家に入って来る奴が4人と
申し訳ないね、と言いながらもまんざらでもなさそうな顔をしている奴が1人。
しっかり全員スーパーの袋を持って。
Hokuto「まじでタイミング。」
そう呟きながらも
ちゃんと人数分のスリッパを出す俺。
Hokuto「あ、ごめんこーちの分ねえわ、」
Aが1個使ってるわ。
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nkmr(プロフ) - 滴さん» コメントありがとうございます！頑張って更新して行きます(^ ^) (2020年5月25日 2時) (
レス) id: 8949c23d20 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - こんばんは(*^^*) 夜遅くにいきなりすみません...。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2020年5月20日 0時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nkmr | 作成日時：2020年5月13日 2時
