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you side
………… 気づけばもう壱馬の部屋の前で
タクシー降りてからあんま記憶ないねんけど、、(笑)
『……よし、』
なんの気合い入れなんかは自分でもようわからんけど、
自分の気持ちだけは伝えようと思った
インターホンを押して壱馬を待つ、
『……鍵開いてるからそのまま入って』
いや、芸能人が鍵開けて待つってどういうことよ、
ってツッコもうと思ってやめた、
何をするにも、壱馬が芸能人ってことに敏感に反応してまう自分がいて、
もう前みたいには戻れへんのかもなって思うと、さらに悲しくなった
頭をブンブン振ってドアに手をかけた
『…………おじゃまします』
｢じゃますんなら帰ってや〜｣
『、ほんならかえるわ、』
｢いやいや待ってや、冗談やん｣
大丈夫、笑えてるはず
｢まぁ、そこらへん適当に座って｣
そう言ってくれた壱馬に対して、私は座らんかった、
『…壱馬、もう飲んだりすんのやめよう』
｢、なんでなん？｣
『いや、もう普通に彼氏出来たし、男とふたりでは飲まれへんから、(笑)』
嘘を、ついた
｢…………じゃあなんでそんなつらそうな顔するん？｣
『っ、それは、』
逆になんでそんな優しい顔するん？
全部終わりにしよう、って思ったことが揺らいでまうやん、
壱馬の瞳が私を捉える
まっすぐに見つめてくれる壱馬に申し訳なくなって
思わず目を逸らしてまう
｢…もし、俺の事思って言ってくれてるんやったらそれ間違いやで、｣
次に口を開こうとした瞬間にはもう、すでに視界は真っ暗だった
…壱馬が抱きしめてくれたから。
『っ、ちょ……』
いつもはテーブルを挟んでの距離やから
壱馬の匂いが自分いっぱいに広がるなんてことは1度もない
……嫌ではなかった、
｢…俺、好きやねん、Aのこと。…せやから離れんとって、｣
……今まで聞いてきた言葉のなかで、
世界で一番、甘い言葉だった。
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あんず(プロフ) - 健太くんでヤキモチ系のお話みたいです！ (2020年2月22日 13時) (
レス) id: 39ba8778bf (このIDを非表示/違反報告)
はるいつ(プロフ) - 樹くんでハッピーエンドで終わるお話が見たいです！ (2020年2月22日 13時) (レス) id: fa9797b079 (このIDを非表示/違反報告)
狼 - 続きが気になります！頑張ってください！ (2019年11月12日 13時) (レス) id: 4dcb5a80ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あすぱらがす | 作成日時：2019年10月6日 20時
