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私は2つ上の階の2年生のフロアへ向けて階段を上がる。

2-2の表示を見つけて近付いていくと

「好きなコいるんだ。」
と橋本くんの声。

「分かった。」

「泣かないで…。ごめんね…。」

私は入るのを躊躇った。
そして心の中が少しモヤモヤした。
邪魔をするかのように

『なにやってるの!もう体育祭始まるよ!!』
とドアを開けて言った。

女の子はすいません…。と言って私の横をすり抜けて行った。

「………?」
きょとんとしている橋本くん。
クラスTシャツにジャージの裾を巻くって首から赤のハチマチを下げている。

『ほら、橋本くんも外行く!!』

私に積めよって来る橋本くん。
「A?」

『そ、そうだけど。』

「ポニーテールにメガネとかやばいね。」

『はぁ?』

「でもかわいいし似合ってる。」
そう言ってポニーテールの毛先の部分をふわふわっと触った。

『からかわないの!ほら、行くよ!』

そう言って二人で階段を降りて昇降口にたどり着くと
ちょうど塚田先生と一緒になった。

「橋本!!またA先生といる!早く校庭行きなさい!」
と塚田先生は橋本くんに言った。

「分かってるよ!うるせぇーな筋肉!!」
と反抗した橋本くん。

「とにかく急げ!」
そう言って塚田先生は先に行ってしまった。

『橋本くんなにに出るの?』

「障害物リレーと色別リレー。見ててくれる?」

『もちろん。』

橋本くんはクラスの方へ私はテントの方へ別々の方向へ。

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作者名:197651549 | 作成日時:2017年9月23日 1時

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