12 ryosuke side ページ12
ryosuke side
のんびりしてたらみんなに置いていかれた。
クラスTシャツとジャージに着替えて裾を巻くって首から赤のハチマチを下げる。
その時、隣のクラスの子が来た。
「橋本くん、ちょっといい？」
「なに？」
「橋本くんのこと好きです…。」
いきなりの告白。
あまりこういうの憧れないし、言うなら自分から言いたい派。
「好きなコいるんだ。」
別に好きな子いないけれどこう言ってみた。
好きな子いるって思えば新しい恋に走り出せるかな？と思って…。
「分かった。」
と言ってくれたが目にはたくさんの涙を溜めていた。
「ごめんね…。」
いきなりドアが開き
『なにやってるの！もう体育祭始まるよ！！』
とAに言われた。
告白してくれた子はとAの横をすり抜けて行った。
「………？」
どこから見られてたんだ？と思いきょとんとしてしまった。
『ほら、橋本くんも外行く！！』
「？」
いつもと違う○○の姿に疑いを持ち積めよってみた。
『そ､そうだけど。』
「ポニーテールにメガネとかやばいね。｣
『はぁ？』
「でもかわいいし似合ってる。」
ポニーテールの毛先の部分をふわふわっと触った。
『からかわないの！ほら、行くよ！』
そう言われ二人で階段を降りて昇降口にたどり着くと
ちょうど塚田先生と一緒になった。
「橋本！！またA先生といる！早く校庭行きなさい！」
と塚田先生に言われた。
少しイラッとして
「分かってるよ！うるせぇーな筋肉！！」と反抗。
「とにかく急げ！」
そう言って塚田先生は先に行ってしまった。
『橋本くんなにに出るの？』
呑気に聞いてくるA。
「障害物リレーと色別リレー。見ててくれる？」
『もちろん。』
僕はクラスの方へ私はテントの方へ別々の方向へ
．
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作者名：197651549 | 作成日時：2017年9月23日 1時
