【ツイステ】飛縁魔は楽じゃない〜其の二〜

LETS野点！！ ページ36

カオルside

〜野点当日〜

『こんにちはトレイン先生』


トレイン「ここは・・・！」


『桜の木の下です！それと、もう少し待っていて下さい。大人数でやった方が楽しいと思って何人か誘ったんです。』


トレイン「構わない。」


『ありがとうございます』


リリア「遅れてすまないの」


マレウス「招待感謝する」


トレイ「急に悪いな、ありがとう」


『いいえ、こちらこそ来て下さってありがとうございます。』


マレウス「木の下でやるのか？」


『はい。少しでも風流を感じてもらいたくて・・・まぁ、単純に綺麗だと思ったんです』


昔から好きな花の一つや


『では、準備を始めますね。』


扇を一振り・・・それ！


ゴォ！


リリア「おお・・・！」


トレイン「本格的だな」


『お待たせしました。では、野点を始めます。リラックスして楽しんでいってください。』


まずは、お菓子！


『こちら、桜大福です。食べやすい大きさに分けてから食べて下さい』


トレイ「これは桜の花を使っているのか？」


『はい。桜の花の塩漬けを中の餡に混ぜてあります。上にのっているのも同じものです』


トレイ「へぇ！綺麗だな！」


『あ、よく噛んで食べてくださいね。お餅って噛み切りにくいですから。』


リリア「分かっておるぞ」


トレイン「っ！美味しいな。かおりもいい。」


『ありがとうございます』


マレウス「・・・」


ドラコニア先輩、凄い幸せそうな顔や・・・
普段おかっない印象やから意外に感じる

次はお茶や

シャカシャカ・・・

皆食べ終わったみたいやし、ええか

トレイン先生から


『どうぞ』


トレイン「お先に。お点前頂戴致します。」ペコ


『・・・』ペコ


三人「っ！？」


『どうぞ』


マレウス「お先に・・・おてまえちょうだいいたします。」ペコ


『・・・』ペコ








『・・・すみません先輩方。セリフ言って頂いて助かりました。』


トレイン「つい予習してきた事が出てしまった。すまなかったな。」


リリア「構わんぞ。中々楽しかったからの。」


トレイ「なんだか清々しい気持ちになるな」


マレウス「うん、心地よいな。」


トレイン「茶道の素晴らしさを体感出来た貴重な時間だった。礼を言う。」


『そう言っていただけると嬉しいです。こちらこそ素敵なひと時をありがとうございました









あ、そうだ。少しですが皆さんにお土産があるので是非持って行って下さい。開けるのは帰ってからのお楽しみです。』

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