【ツイステ】飛縁魔は楽じゃない～其の二～ (ページ12)

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行きませんか？ページ12

カオルside

アズール「ご馳走様でした。とても美味しかったです。」

『それは良かったです。あ、食べたいメニューがあったらリクエストして下さいね！」

アズール「貴方が作るものはなんでも美味しいんですが・・・強いて言うならだし巻き玉子ですね。出汁がきいていて、優しい味がするのでお気に入りです。」

『嬉しいです！俺、だし巻き玉子大好きなんですよ。うちの実家の味を再現したいんですけど、まだまだ未熟なもので・・・やはり厳しいですね。』

アズール「そんなに美味しいんですか？興味深いですね。」

思い出したら食べとうなってきた
お祖父さんが作るだし巻き玉子・・・

アズール「・・・カオルさん、ウィンターホリデーは実家に帰るのですか？」

『あー、実はですね・・・』

～カオルの部屋～

pururururu

《もしもし、どないしたん？》

母〈かんにん、クリスマスのあいさはそっちに居てもらえる？〉

《なんで？》

母〈実は、記録的な大雪で魔法の鏡がある関所使えへんくなってんねん。大晦日までには治るらしいから、それまでお願い。〉

《はぁ、了解》

『という訳で年末までここに残ります』

アズール「それなら、ホリデー初日に街へ行きませんか？視察したい飲食店があるんです。」

『先輩も残るんですか？』

アズール「実は僕たちも流氷で帰れないので帰省はしないんです」

『人魚ならではの理由ですね』

アズール「それで、調理場チーフの貴方についてきて頂きたいのですが・・・」

街かぁ
そういえば高校に入学してからいっぺんも外出した事あらへんな

『是非行かせてください！』

アズール「決まりですね。では、当日私服で談話室に集合して下さい。」

『分かりました』

出かけるの久しぶりやな
えらい楽しみや！

～ホリデー初日～

服装は・・・うん、ちゃんと男子に見える！
まだ時間やないけど談話室に行くか

あ、アズール先輩もう来てる！早いなぁ
うわぁ！私服格好ええ・・・！

『こんにちはアズール先輩』

アズール「カオルさん！こんにちは。早いですね。」

『先輩の方が早かったじゃないですか』

アズール「誘った側が遅れる訳には行きませんからね。予定よりも早いですが、行きましょうか。」

『あれ？ジェイド先輩とフロイド先輩は？』

アズール「今日は二人ですよ。調理場チーフの貴方が居ればいいので。」

『そうですか』