第十一話:正体 ページ11
な「起きてー」
こ「ん?もう朝?」
ジ「今日は用事があるんや」
な「外に出るよ、荷物はまとめて来て」
る「なんで?」
ジ「いいから」
*
*
*
な「ころちゃん、ライアー弾いて」
こ「?う、うん」
♪♪♪♪
ウ「どうしたの〜みんな揃って何かあった?」
ジ「俺ら今日モンドを出て璃月に行こうと思ってるんや。それで行く前に一言挨拶をと思って」
ウ「そうなの?あ、ライアーはころんくんにあげるよ」
こ「ありがとうございます。あの、ウェンティって神の目持ってるの?」
ウ「何を言ってるの?ここにあるじゃん、風元素のが」
な「単刀直入に聞きます。あなたは『人』なんですか?」
ウ「・・・」
ジ「その沈黙は否定をしないと言う事でいいですか?」
ウ「なんで分かったの?」
な「雰囲気です。なんか違うし、神の目から力を感じなかった。だから神の目を使わなくても元素を操れる神様なのかなって。それにころちゃんにライアーを渡していたけどそのライアーからも風の力を感じた」
ウ「えへっ、バレちゃった。ちなみに人ではなく何だと思う?」
な「神。風神バルバトス」
ウ「そこまで分かるなんてすごい!!」
る「何で僕達をこの世界に?」
ウ「それは僕の口からは言えない。けどこの『ゲーム』の攻略法なら言えるかな」
ジ「なんですか!?」
ウ「次は璃月に行くんだっけ?だったら岩神を見つけないとだね。君たちは他にも仲間がいるんだよね?だったら色んな国に行かないとだよ。次の国に行くには、その国の神と会ってあなたは神ですか?って聞かないとだめなんだ」
こ「神が嘘をついたら?」
ウ「つかないから安心して」
な「ここはどこなのかは教えてもらえないんですか?」
ウ「うん、言えない。強いて言うなら、君たちの旅は始まったばっかり。これからたくさん旅をするだろうけど、必ず最後は君たちの国へ帰れるから旅を頑張ってね。何かあったらモンドでゆっくりしてってね。僕のことを見破ったんだからここはもう君たちの味方の国だよ」
ジ「ありがとうございます。岩神様の特徴を教えてもらえませんか?」
ウ「うーん。あっ!もうそろそろ年に1度国民に会う日だよ!その日までに璃月港にいけば会えるんじゃないかな」
る「情報ありがとうございます。早速行きましょう」
ウ「道中気をつけてね。魔物には気をつけるんだよ」
こ「ウェンティ、またね〜」
ウ「またね〜」
こうして異国の者たちは璃月へと足を進めた。
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作者名:華本紫苑 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/sion2121/?fp=
作成日時:2022年10月15日 17時