【HiGH&LOW】あの人の、妹。2

46話 待遇 ページ7

右京「飯だ」







そう言ってAの前に和食が置かれた。








A「ドラマでよく見る人質って手足縛られて何も食べてないですよね」








左京「日向がお前の事を気に入ったんだ」








右京「最初は殺す予定だったのにな」







左京「運のいい奴だ」







そんなやりとりをしていると日向が部屋に入ってくる。







日向「A、早く食べろ」







A「ご飯頂けるのはありがたいんですけど…帰らせてもらえないですか?」







日向「それは無理な頼みだな」







日向は少し口角をあげて笑って床に座り込む。








A「…ムゲンのこと恨んでるんですよね」








日向「ああ、そうだ。ここにいる奴らはムゲンの事恨んでる奴しかいねぇ」







A「私の事、殺さなくていいんですか?」







日向「最初はそうするつもりだったが」







日向が近寄ってきてAの顎に手を添え顔を持ち上げる。







Aは日向の目をじっと見る。








日向「賢い、いい女は好きだ」








A「…私のことかいかぶりすぎですよ」







日向「どういう意味だ?」







A「そのままの意味ですよ」







Aはそう言うと顔ごと日向から逸らし、







何事もなかったかのようにご飯を食べ始める。







A「この味噌汁おいしい!!誰が作ったんですか?」







右京「俺が作った」







A「すごい!!料理上手なんですね!!」








右京「あ、ああ…」








左京「右京が押されている…」







日向「…」

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