我妻善逸を幸せにしたいと祈ったらトリップしたんだが！？

7話 ページ9

手鬼〜！！どこだ〜！！！！




走り回ること二時間。手鬼はいない




「ぎゃ、ぎゃあぁぁぁぁぁ！！！」




『つっ………！？こっちか！！』




「いやぁぁぁぁ！！来ないでぇぇぇぇぇ！！」




ぜ、善逸ぅぅぅぅ！？！？！？




てか鬼に追いかけられてるし！！助けよ！！手鬼はもう諦める！！




推しの方が何百倍も大事じゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！




そういって私は想像で小刀を作り、鬼に飛ばす



『大丈夫！？怪我は！？！？』



「女の子！？！？でもありがとうぅぅぅぅぅぅぅぅ！！！！！」




ん"ん"っ……可愛さが半端ない………



「こんなんじゃ死なねぇなぁ！！！！……がっ………」




『その小刀。藤の花の毒塗ってあるんだ。ごめんね？』



「ぐぁ……ひぎぃ………！！！」



苦しみ悶える鬼



私はそっと近寄り、頸を斬った




『来世は鬼になんかなりませんように』




そういって消えていく体に手を合わせた




「あ、あの………」




『あ、大丈夫だった！？』



「うん。ありがとう」




『君、名前は？私は如月A。よろしくね！』



普通に見える！？！？見えるよね！？！？



「俺は我妻善逸！！結婚してくれェェェェェェ！！！」



『いきなり！？私なんかで良ければ結婚するよ？』





「え？本当に！？！？！？」





「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！！」




『あ、ごめん善逸！！またあとで！！ちゃんと生き残ってね！！』




私は声のした方に走り出した

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