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生徒達が下校し始める頃。


私は職員用駐車場へと連れていかれた。


A「高杉の車って、コレ?」


そこには明らかに場違いの黒い大型セダン車。


職員用駐車場には似合わない高級感のあるそれの鍵を開ける高杉に確認する。


本日三度目の、何言ってんだコイツと言う表情をされた。


高杉「あぁ、そうだが?」


自然な振る舞いで高杉は助手席のドアを開ける。


高杉「こちらにどうぞ、お姫サマ。」


軽々しくそんな事できる奴にロクなのは居ないって兄さん言ってたな。


私はモテない男の妬み位にしか聞いてなかったけど。


A「えー、なんか緊張する。」


そう言って乗った高杉の車は高杉と同じ匂い。


やっぱり他人の車って緊張するな。


高杉「その割には楽しそうだな。そんなに俺とのドライブが嬉しいか?」


運転席に乗り込みシートベルトを締めながら言う。


いや、何言ってんだよ。


私は別にプリンが食べられるから乗っただけで。


高杉だからって訳じゃ...ない、うん。


A「プリン食べれるなら何でもいいよ、レッツゴー。」


私が言うと高杉はため息混じりに何か言った。


が聞き返しても答えてくれない。


高杉「なんでもねぇよ。」


の一点張り。


ま、いいか。


取り敢えずはそれで良しとして置こう。


高杉「駅前のケーキ屋以外に行きてぇ所ないのか?」


行きたい所かぁ。


沢山あるけど、無理だ。


A「色々行きたいよ〜、けど時間ないしね〜。」


そもそも、センセーとって色々問題あるし。


高杉「じゃあ今度の日曜日空けて置け。全部連れて行ってやる。」


何で全部連れて行く気になるの。


時間ないって今日がって意味で言った訳じゃないんだけど。


A「具体的にどこって言うんじゃないんだよね〜、色んな所に遊びに行きたいなってだけで。ここら辺よく解んないし。」


こう言えばその変なやる気も無くなるかな。


高杉「なら俺がここら辺のツアーしてやるよ。」


あ、そう来るのね。


A「じゃあ、日曜日にお願いしようかな。」


断る理由が無くなった私は何故か日曜日に出掛ける約束をしてしまった。


外の流れる景色を眺める。


車って便利でいいよな。


天気関係なく乗れるし。


高杉「プリンだけ買って帰るのか?晩飯とかどうするんだ?」


晩ご飯か、今日は兄さんが作ってくれる日だし。


A「晩ご飯は兄さんが作るからプリンだけ買って帰るよ。」


本当は1人で家に居るの嫌だけど、仕方がない。

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ゆじゅ(*^^*) - すごい感動しました!!!!頑張ってください!!!!(´;ω;`) (2018年8月10日 13時) (レス) id: b28f7c5037 (このIDを非表示/違反報告)
明日花 - とても面白いです。続き楽しみにしてます。 (2017年11月5日 20時) (レス) id: dffcc64210 (このIDを非表示/違反報告)
じゅじゅ(プロフ) - 同性だが、女怖えぇ(;´Д`)土方朱璃サンも主人公も頑張れ!続き楽しみにしてます(*'▽'*) (2017年10月7日 22時) (レス) id: 717e2909d4 (このIDを非表示/違反報告)
kuro - 面白いです!続き楽しみにしてます! (2017年9月28日 2時) (レス) id: 6c3a526fbd (このIDを非表示/違反報告)
*Sumire* - 凄い面白いです!続き楽しみにしているので、頑張ってください! (2017年3月6日 22時) (レス) id: dcc2e7e9e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:土方朱璃 | 作成日時:2016年7月29日 3時

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