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あの気まずい空気から 放課後まで来てしまった。
やっぱり私が謝るべきだよね...
さっき教室を出て行ったから、
まだ学校にいるはず。
教室を飛び出したとき、曲がり角から女子の声が聞こえてきた。
.
「上手だったんじゃないの？」
「そうだって聞いたけどねー。」
...バスケ部の3年生の声かも。
とっさに壁に隠れてしまった。
「中学の時に推薦来てたけど、怪我して全部なくなっちゃったって聞いたよー？
得意技もできなくなって、退部したって話らしいけど...。」
ドクッ_______。
心臓になにか突き刺さったような感覚がした。
手が震えて息ができない。うまく立てない。
気づくと教室まで走って戻ってきていた。
あれは...私の話？
中学の時の記憶を、頭が勝手に思い出していく。
いやだ いやだ いやだ ... ! ! ! !
思い出したくない、思い出したくない ! !
「うぅっ、っは、はぁっ、」
苦しい、誰か、助けて...
.
『カラカラ...』
扉が開く音。
...誰？
でも今はそんなの気にしてられる状態じゃない。
「はぁっ、だれ...かっ、」
藤ヶ谷「梶原？おい！大丈夫か！」
「えっ...
先生だったんだ...
安心したのか、もうだめだったのか分からないけど
そこで私の意識は途切れた。
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作者名：ぴぃたろ | 作成日時：2018年11月14日 2時
