想っていても。 (ページ6)

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ダンダンッスパッ_____。

かえで「Aナイッシュ～ッ ! ! 」

「いえ～い ! ! 」

宏光「っしゃ、見てろよA !
俺がスーパーシュート決めてやるからな ! 」

「はいはい、絶対無理だよー。」

「はぁ？！お前ふざけんなよ！」

あ、すねちゃったかな。

男子のバスケが始まって、少し経ったとき。

普通だったら誰にでもできるような技じゃないのを、宏光は簡単にこなしていった。

あっ...。私がずっとできなかった技...。

心の奥の方が痛い。
見るのがつらくなって、思わず下を向いた。

.

宏光「おい、A !
なんで途中から下見てんだよ !
見てろって言っただろ～？」

いつのまに終わったのか、宏光が話しかけてきた。
ずっと何か話してるけど、全然頭に入ってこない。

.

「わり、調子乗りすぎた。」

私の雰囲気を察したのか、
宏光が離れていく気配がした。

やばっ、悪いことしちゃった、

「宏光 ! あの...

私が顔をあげた時、
宏光はもう男子の輪の中にいた。

さっきの低い声のような雰囲気ではなく、
すでに私の大好きなあの笑顔に戻っていた。