53話:第6幕 ページ4
os side
あれから2週間程が経った。
言ってしまえば、例の件は彼女のお手柄だった。
俺達の目の届かないところでのさばっていた麻薬の実態は、彼女が男達を殺さずに戦闘不能にしてくれたお陰で分かってきた。
彼女を襲ったのが売人の中では上の方に位置していたのが大きく、芋づる式で下の売人共は粗方掃除が終わり、後は奴らのボスについてだったが、どうしても口を割らない。
尋問を担当していたゾムはあんまりにも進展が無いため、一週間で飽きてしまった。
彼にしては保った方だろう。
頼みの綱のひとらんは殺しちゃうかもしれないと予め断りがあった。
多忙のトントンに任せるわけにもいかない。
他にまともにやってくれそうな兄さんは任務で他国へ遠征中だ。
そうとなれば、自分にこの件が回ってくるのは時間の問題だろう。
進展が少しでもあればいいが…なんて考えながら歩いていると、件の彼女が書類を抱えて参謀と歩いているのが見えた。
すっかり治った頬を緩め、エミさんと談笑しながら
書庫を目指しているようだった。
彼女の為に誂えた漆黒の軍服は彼女によく似合っている。
まぁ、俺がデザインしたのだから似合っているのは当たり前である。
結局、ワンピース型とパンツスタイルの二つが候補に残り、白熱した議論の末、どちらも採用という形に収まった。
今日は内勤であるため、ワンピースを選んだのだろう。
歩く度に揺れる真新しいスカートに男達の目は釘付けだ。
他にも女隊員はいるだろうに。やはり彼女は別格なのだろう。
いつの間にか彼女は軍に咲く一輪の花。
元来、明るい性格だったのだろう。
軍に慣れだした頃には笑顔も多くなり、仕事熱心な姿に悪い印象を抱く者はほとんどいなかった。
最近は軍の事が知りたいという彼女の要望により
エーミールとよく過ごしているようだった。
彼曰く｢学ぶ意欲のある人は好きです。教え甲斐がある｣との事だ。
物腰柔らかな彼と波長が合っていたのだろう。
元々学校で教鞭をとっていたエーミールも生徒が
できて毎日が楽しそうだった。
そんな“
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夜哉(プロフ) - mio@厨二病さん» レスが遅くなりました汗 閲覧ありがとうございます！イラスト大歓迎です！今後とも花喰いを宜しくお願い致します！！ (2018年8月25日 23時) (
レス) id: 8be93f7929 (このIDを非表示/違反報告)
mio@厨二病(プロフ) - はじめまして。この小説がとても面白いので好きです！本題なのですが、イラストを描かせて頂きました、下手ですけど…許可が降り次第ボードのほうにURL貼りにいくので、見てくださると嬉しいです！ (2018年8月24日 22時) (レス) id: 29850b4b9c (このIDを非表示/違反報告)
夜哉(プロフ) - 大豆もやしさん» お待たせ致しました！ (2018年8月4日 0時) (レス) id: 8be93f7929 (このIDを非表示/違反報告)
大豆もやし(プロフ) - こんばんは！！続編お待ちしてました(*´ー｀*) (2018年8月2日 23時) (レス) id: 2527d3c346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜哉 | 作成日時：2018年8月2日 23時
