転生したけど今後が不安でヤバい 4

カオス ページ3

Aside

こうして私は二年生部屋を出て
一年生部屋に向かった

ｺﾝｺﾝ
『入ってもいいですか』

応答なし。皆眠り深いなぁ。
『失礼します。』

『…』
やっぱ寝相にも個性出るね。

部屋のドアを開けてまず目に入ったのは
布団で眠った一年生によって
出来上がったカオスな寝相

一番酷いのは…そうだな。

眠っているにも関わらずお互いを蹴りあってる日向影山ペアかな。

いや、布団から遥か遠く離れたところで雑魚寝している灰羽リエーフ君だろうか。
あの感じはたぶん
寝てる間に転がって
あそこに辿り着いたんだろう。

…一番安全な人から起こそう。
そうだな…寝相が一般的なのは
山口君 月島君 芝山君 尾長君 小鹿谷君
くらいだろうか。

山口君から起こすか

『山口くん、朝です。起きれますか』
山口「……ｽｰ…ｽｰ…」
まだ眠っている。

『…山口くん、起きれますか？』
山口「………ん、…ん？」
あ、起きた。

山口「え、？(あれ、なんでAさんがここに…？！)」
『…おはようございます。コーチに頼まれたので起こしに来ました』
山口「あ、そういう…。」
納得してくれたようだ

次は月島君か、
『月島君、朝です。起きれますか』
月島「…」
目は開いたが、何かを探してる。
多分眼鏡探してる。
バスで同じようなことをしていた。

なのでバスの時と同じように、

たぶん日向影山のどちらかに
蹴飛ばされてしまったのであろう
彼の眼鏡を渡した。

『どうぞ』
月島「…どうも。(なんかデジャブ…。)」

次は芝山君。

『…芝山君、朝です。起きれますか？』
芝山「………ぁ…おはよ…ぅございます…」
『おはようございます』
THE寝起きって感じ。
でもすぐ起きてくれた。

次はと…尾長君か。
面識ない為少し緊張するが
とりあえず起こすに
越したことはないだろう。

『尾長君、朝です。起きれますか？』
尾長「…？………？？…？！」
起きてくれたようだ。
驚かれているがな。
『おはようございます』

次は小鹿谷君。
今回の合宿に参加している人達の中でも頭ひとつ抜けている有望株だ。

『小鹿谷君、朝です。起きれますか？』
小鹿谷「…っす…。おはざす…」
『おはようございます』
うーん。寝起きがとてもよろしい。

次はどーしよーかな。
犬岡君辺りを起こしてみよう。

『犬岡君、朝です。起きれますか？』
犬岡「ぐー…ぐー…」
なんとも可愛らしい寝息であるが、
寝相は見事に大の字である。

『犬岡君、起きれますか？』
犬岡「…んー…ん！朝！」

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