寝起き ページ49
7月8日
翌朝 7:00
起床
周りを見ると、もう他のマネージャーさん達はいなかった。
『そういえば、マネージャーは朝早く起きて朝御飯作らないとなんだっけ………』
大変だなぁ なんて他人事に思いながら、
身だしなみを整え、部屋を出た。
ま、部屋出たところで行き先無いんだけどね。
烏養「おっ、蒼亥おはようさん」
『あ、おはようございます。烏養コーチ。』
烏養「ちょうど良いから、あいつら起こしてきてくんね？」
あいつら…とはたぶん、選手達の事だろう
もう起きてないの選手達だけだし。
教育者としてどうなんだそれは。
男達の部屋に女一人で乗り込ませるのは。アウトじゃないのか？
なんて言い訳を考えながら
『わかりました』
了承した。
くそ…イエスしか言えない大人のそれだ。
烏養「お、さんきゅな。俺は監督会議に参加しないとらしいから。頼んだ」
『うす。』
それなら…仕方ないか。
一応時間はそれなりに余っているのだが
まずは何処へ行こうか
三年部屋から…かな。
一番交流のあるところから行こう。
〜3年生部屋〜
ｺﾝｺﾝ
『入っていいですか？』
扉の前でそう言ったが
応答がない。
つまり、まだ全員寝てるということ。
『失礼します』
…やはり、寝ていた。
まずは誰から起こそう。
寝起きの良さそうな人から
起こしたいところである。
…偏見で起こそうかな。
梟と猫は夜型。
カラスはー…まぁ、朝からカーカー言ってるし、寝起きいいのかな。
よし、澤村さんから起こそう。
とりあえずつついてみたが、
まだ起きなさそう。
『…澤村さん、朝です。』
澤村「……ん…？………？！？！」
起きたようだが、とても驚かれてる。
『すみません、勝手に部屋に入って。』
澤村「いや…すまん。大丈夫だ。」
…澤村さん、寝起きはあまり頭が回らないタイプか。
言動がボヤボヤしている。
次は…っと、スガさんかな。
さっきと同じようにつついたが、
これまた起きなさそう。
『…スガさん、朝です。』
菅原「ぁー？……あ、おはよう蒼亥ちゃん」
『おはようございます。』
声をかけるとあっさり起きてくれた
つつくのあんま効果無いのかな…。
今度から最初から声かけよう
この流れでいくと次は東峰さんか。
『東峰さん、朝です』
東峰「……俺…旭だけど………」
完全に寝ぼけてやがる…。
菅原「言ってることの共感性羞恥ヤバい」
『…旭が上ってます、旭さん。』
ちょっとボケてみた。
隣のスガさんには効果てきめん のようだ
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作者名：海羅 | 作成日時：2024年2月23日 3時
