14 you ページ14
『お姉さんの携帯が鳴りました。
着信はドンへさんからです。一度目は無視しました。二度目も無視しました。何度も無視しました。
しかし、朝六時。100回目くらいでビョンくんは電話を取りました。
泥酔して帰れなかったからカラオケボックスに居ます、と伝えると、5分後にはドンへさんがやってきました』
少しずつ思い出してきた。
浮気だ浮気だって怒って、飲みまくって…何故かドンへの家で目が覚めたあの日ではなかろうか…。
『お姉さんは寝たまま、ドンへさんの車で帰ってしまいました。
ビョンくんはもう一度そのお姉さんに会いたかったのでテニスサークルに入りましたが、そのお姉さんを見かけることは２度とありませんでした』
そうだ…。
だって、その日はユリに頼まれてビラ配りと新歓の飲みに参加しただけだもん…。女子が足りないからって。
『ま、これだけの話だけどさ。僕にとっちゃぁ結構重大な出来事だったんですよ。Aさんは忘れちゃってるけど』
『ごめんなさい…』
『でもこうやってまた会えたのも何かの縁だしさ。改めて、よろしく』
頬杖をついて小首を傾げ、右手をすっと差し出してきた。
やだ、改めて見るとなんてカッコイイんだろう…
『よろしく…』
きゅっと握手したその手は、男の人の手だけど細くてキレイ。
ピン、と鳴った携帯を彼は確認すると
『デザートは二件目で食べようぜ』
ニッと笑うと、白い歯が見えた。
私の支度を待たずに、伝票を持って個室を出る。
『待って、私払う。過去のお詫びも兼ねて』
『聞こえないなぁ〜』
『ね、本当に払うから！だって私は社会人なんだし…』
そう言うと、くるりと振り返って私の頭にぽんと手を乗せた。
『学生だろうが社会人だろうが、男はカッコつけたいもんなの。お願いだから、諦めて』
覗き込むように微笑んで、前髪をそっと撫でた。
この人…返事もろくにしなかったビョン先生と同一人物とは思えない。
赤くなる頬に気づきながらもどうすることも出来ず、下を向いてお店の外へ出た。
『次はこっちに行こうぜ』
スッと肩に手を廻し、駅とは反対方向へ歩き始めた。
『ビョン先生離して、私もう帰る』
『そのビョン先生ってのもやめない？ベクちゃんか、せめてベッキョン先生だろ〜』
『そんな呼び方できるわけな…』
肩に廻っている手を解こうと片手を乗せた時
私の目には信じられない光景が目に入ってきた。
『…ハンビンくん？』
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りん(プロフ) - 泣いちゃう〜(/ _ ; )チャニョルくんのドジっぷりと誠実さに惹かれつつも、はんびんの切なさと痛みが同調して胸がぎゅっとなります( ；∀；)みんな一生懸命なだけなのに〜切なくなります(TT) (2017年9月23日 23時) (
レス) id: 746ea699dc (このIDを非表示/違反報告)
はるか(プロフ) - ボス猿〜！がんばれ、ボス猿〜！じよんとたぷに飲みに連れていかれたい...w (2017年9月3日 22時) (レス) id: 4b9c946da2 (このIDを非表示/違反報告)
がっちゃん(プロフ) - りんさん» テソン先生もバビくんもひっかき回せなかった2人を、これでもかとひっかきましてくれるであろうビョン先生に乞うご期待！笑 ヨンベの出番はこれにて終了の予定です。。笑笑 ミノが今回もおばかミノなのでそれもお楽しみに！！ (2017年8月29日 13時) (レス) id: c8669e250c (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - ヨンベの絡み方が可愛くて、そしてちゃんと来いって言っとくから。ってやっぱり優しくて！バビは素直でおバカさんで可愛いし…！それからベッキョンくんは一体…！？(O_O)気になっちゃって、愛しい彼等がいるのにベッキョンくんのことを考えずには入られません…w (2017年8月28日 7時) (レス) id: 746ea699dc (このIDを非表示/違反報告)
がっちゃん(プロフ) - りんさん» りんさーん！コメントありがとうございます！今回も楽しく楽しく書いております…w ボス猿ってジヨン先生にわざわざ言っちゃう程、テソン先生は色々と悔しかったんだと思います。笑 新たなライバルにどう立ち向かうのか…頑張れハンビン！敵は手強いぞ← (2017年7月13日 21時) (レス) id: c8669e250c (このIDを非表示/違反報告)
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