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やっとか1 ページ11

ポアロで働き始めて数週間。いくつかわかった事がある。
既に原作は始まっていると言う事。
まだ店には来ていないが、ポアロから外を見ていると窓越しに蘭やコナンが度々見かけるのだ。
コナンがいる時点で原作は始まっている事は確実なのだが、何処まで進んでいるのかが分からない。
とりあえず警察学校組は救済不可は確実。
そして灰原哀。
たった1度だけだが、ポアロの買い出しの帰り道に少年探偵団達で学校から帰っている姿を見た。
と言う事は宮野明美も救済不可。
改めて思う。

なぜトリップしてきたんだろう。
誰も救う事も出来ないし、物語に加わるわけでもなく、ただただコナンの世界の描かれないただのモブの中のモブとして生きているようにしか見えない。
だからって事件に関わりたいかって聞かれたら、それはNOと即答する。
描かれた殺人事件だろうと、人が殺し殺された現場なのは変わりない。
そんな所に正直行きたいと思わないし、見たくない。
話しを聞くだけで充分だ。

午前中の忙しい時間帯も過ぎ、店内には鶴山のおばあちゃまだけだった。

ーーおばあちゃまって言うの地味に恥ずかしかった。

今は暇だし、その鶴山のおばあちゃまと梓は談笑しているので少しの間なら大丈夫かと思い、休憩と言う名の買い出しに行こうと梓に声をかける。

「梓さん、休憩頂きますね。ちょっと出かけてくるので、ついでに買出しもしてきます。」

「えっ?私が後で買い出ししますよ?」

「ついでなのでいいですよ。私が帰ったら梓さんが次休憩に行ってくださいね」

意外とポアロに馴染んでいる自分に苦笑しながら買い出しの為外に出た。
元々飲食店で働いていたので、ポアロでの仕事はそれ程苦ではなかった。
ただ、料理を作るとなると分量やら材料やら在庫を作るのに正直大変だった。
それをたまにマスターが手伝ってくれているとはいえ、よく今まで梓1人で回していたなと尊敬した。

買い出しから帰ると鶴山のおばあちゃまは帰られたのかおらず、スーツを着た男性が梓と何か話していた。

「梓さん。今帰りました。どうしたんですか?」

男性は席に座らず、梓に話しかけていた。用があるのは見てわかったが、梓は珍しく困惑した表情だったので気になった。

「あっAさんお帰りなさい。あの・・」

「失礼。警視庁の者ですがーーー」

梓が何かを話そうとしたのを遮り警察と名乗る男が話し出した。

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和佳子(プロフ) - 楽しく読ませてもらっています。読み返して気づいたのですが、世良ちゃんは真澄じゃなくて真純だったような気が⋯⋯ (2023年3月18日 17時) (レス) @page36 id: 30e7fd0f4c (このIDを非表示/違反報告)
さち - 楽しいです。続きが気になりました。よろしくお願いします。 (2019年5月15日 23時) (レス) id: b262052ad2 (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして、早速面白い作品に出会えて良かったと思ってますww滅茶苦茶面白いですww最後の不機嫌な降谷とか笑いましたね!風見さんも何だかんだかわいいし…とことん降谷さんの邪魔をしてほしいですね!その方が個人的に面白いのでww (2019年5月13日 1時) (レス) id: b523bf60c6 (このIDを非表示/違反報告)
パパイヤ(プロフ) - 読ませてもらいました!とっても面白かったです。私もつい最近描き始めたのでお互い頑張っていきましょう!次の投稿も楽しみです! (2019年5月2日 21時) (レス) id: 01af9cd7e8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫暗 | 作成日時:2019年5月2日 3時

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