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ようやく仕事が終わり
車に乗り込んだのは
昼過ぎだった。

寝ていないためか
疲労感が半端じゃない。

目を覚ますために
洋楽をかけて
車を運転した。

いつもは夜通る道を
昼に通ると
全然景色が違って見えた。

新しくオープンした
有名なブランドのお店を見つけて、
近くの駐車場に車を停めた。

重厚感ある扉が
ドアマンによって
開かれ、中には入ると

何かお探しですか?と
男性の店員が話しかけてくる。

「彼女へプレゼントを。」

かしこまりました、と
色々な物を白い手袋をした彼が
紹介してくれた。

ダイヤの付いた、
天使のモチーフの
プラチナのネックレス。
それを手に取ると

「お目が高いです。本日入荷しました、個数限定品です」

と彼は話す。

これは間違いなく
彼女の好きなデザインだ。

ネックレスにラッピングを
してもらい、カードで払う時に

近くに鏡があり、
髭を剃ってから来れば良かったなと
少しだけ青くなった口元を見て思った。

見送られて、店を
後にして家に向かった。

駐車場に車を停めて、
玄関まで歩いていると

「おかえり」

柔らかい声が聞こえた。

顔を上げると
Aが微笑んで立っていた。

「ただいま」

一気に疲れが吹き飛んだ気がして

プレゼントをポケットから
取り出して
彼女に投げた。

「プレゼント。良かったら使って?」

ビックリした顔の彼女を
置いて先に歩いて家に入ると、

後から彼女が
走って追いかけてきた。

「開けて良い?」

背の低い彼女は僕を見上げて
そう言った。

「どうぞ?」

リビングのソファーに
腰掛けると、

「お帰りなさいませ、大変でしたね」

人2は紅茶を出してくれた。

「本当だよ。久しぶりに疲れた」

話をして入ると
彼女は忙しそうに走ってきて
目をキラキラさせていて

思わず口に含んだ紅茶を吹き出しそうだった。

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ymh(プロフ) - 匿名さん» 確かにそうですね。しかし、作品が世の中にはたくさんありますから、かぶらない名前というものはかなり難しいと思います。私は、この作品名を変える気はありません。この作品を見つけ、コメントいただきありがとうございます。 (2017年1月2日 2時) (レス) id: a7ea590300 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 既にある作品の名前を使うのは、あまり良いアイデアだとは思わないのですが…。例え内容が違えども、です。 (2017年1月2日 1時) (レス) id: 721ecacf7e (このIDを非表示/違反報告)
ymh - 鈴さん» ありがとうございます。そう言っていただけると、嬉しいです。頑張って更新しますので、今後ともよろしくお願いいたします。 (2016年11月3日 22時) (レス) id: 99c3310e11 (このIDを非表示/違反報告)
- めっちゃ感動&ドキドキです! 毎日仕事前に、更新はまだかまだかと待っています!この小説があるから仕事もガンガン頑張れます!これからも更新頑張ってください (2016年11月3日 20時) (レス) id: 3ef7ca31df (このIDを非表示/違反報告)
ymh - ありがとうございます。頑張って更新しますので、引き続きよろしくお願いいたします。 (2016年10月31日 13時) (レス) id: a7ea590300 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ymh | 作成日時:2016年10月4日 5時

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