姫と怪物36 ページ1
kn side
？「…で、俺のところに来たわけですか」
ut「ショッピ君！！頼む！！助けてやってくれ！！じゃないと俺が殺される！！」
大先生はボコボコになった顔でショッピ君の足元に縋りついて泣いていた。
…まああの後大先生から事の経緯を聞いて俺がやったんやけど。
大先生は水と同化することが出来る。
更にその同化した水の中に入った相手の頭ん中…つまり記憶を見ることが出来るのだが、面白半分に自分の中へ引き摺り込んだAの記憶の中に一瞬俺がいたらしい。
昔人間絡みで嫌な思い出があると俺が話したことを覚えていたらしく、Aが俺の嫌な記憶の根源だと考えた大先生は、見た記憶を元に昔馴染みの振りをして色々聞き出そうとしたらしい。
そこで俺を覚えていないと隠す素振りを見せたり、自分への警戒が強く面白くないと判断した大先生はめんどくなって殺そうとしたようだ。
shp「何かと思えばﾀﾋにかけの人間なんて連れてきて…」
ショッピ君は俺達と同じで人間ではないが、エミさんと同じく人間に興味があるらしく、色んなことを知っていることもあり一縷の望みをかけてAを連れて来た。
kn「何とかならんか…！？」
shp「いやぁ…俺だって何でも知ってるわけじゃないんですけど…あ、大先生汚いんで近づかないでもらえます？」
ut「酷い！」
shp「生身の人間の肩貫いて殺そうとしてた人に言われたないですわ。あーあ…これなんとかなるんかな…」
そう言うと意識無く横たわるAの傷口に触れる。
shp「うーん…傷口を塞ぐくらいはエミさんならできそうやけど…こんだけ血が出てるとそれだけじゃ無理かもしれませんね」
kn「あとは何が必要なんや…！」
shp「人間の言う輸血ってやつですね。血が足りないんで他から持ってきて足すんです。…まあでもここには人間なんておらんしなあ。…俺達の血でもいけるんかな」
kn「血か！？俺の血ならやる！それでこいつはﾀﾋなんのか！？」
shp「いや…確信はないですよ。それに、俺達の血なんて与えたらどうなるか。最悪ﾀﾋぬこともありますよ、これ」
ut「そ、それはあかん！」
shp「何もしなくてももうすぐﾀﾋにますよ多分。ならやってみる他ないと思いますけど。…それに、さっきも言いましたが俺じゃ無理なんで。エミさん連れてきてもらわないと」
何もしなければﾀﾋぬ。
…ならば、ショッピ君の言う通り血を与えるしかないのだろう。
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苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 1時) (
レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃん様、コメントいただきありがとうございます！あのシーンはずっと決めていたので気に入っていただけて光栄です。亀更新にはなりますが、今後ともよろしくお願いいたします！ (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - あまねさん» あまね様、コメントいただきありがとうございます。好きだなんて嬉しいです！今後とも楽しんでいただけますと幸いです。 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 風鈴になりたいさん» 風鈴になりたい様、コメントいただきありがとうございます！前から見ていただいて光栄です！私もあのシーンが好きなので、気に入っていただけて嬉しいです。更新ペースが下がってしまい申し訳ございませんが、気長にお付き合いいただけますと幸いです。 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - ネクロ雪だるまを食べるさん» コメントいただきありがとうございます！返信が遅くなり申し訳ございません…！個人的にはあそこはお気に入りなので気に入っていただけたら嬉しいです笑 (11月30日 12時) (レス) id: 19006b3f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年7月21日 23時
