【ヒロアカ】ウチのヒーローアカデミア！第3章！

第68話・期末テスト演習試験 ページ8

華々しい初戦を飾るのは切島と砂藤チームだ。

どうやらはウチと白澤さんは最後に戦うらしい…今から思うと胃が痛い。

さて、切島と砂藤の対戦相手はセメントス先生、二人はガチガチの近接戦闘タイプで持久戦に弱い……あえてセメントス先生をぶつけるとは相澤先生よく見てるね。

序盤は二人ともゴリ押しでコンクリを破壊して進んだけど…ひと足先に砂藤が脳機能低下でダウン。切島は粘ったが、最終的にコンクリの球体に押し込められて終了。

二戦目は梅雨ちゃんと常闇チーム、相手はエクトプラズム先生。

二人は特にこれといった弱点はない……様に見えるが、常闇にはエクトプラズム先生は天敵だ。

常闇の強みは自分の間合いに入らせない射程範囲と素早い攻撃。だが、一歩でも間合いに入られたら対処が出来ない。エクトプラズム先生の"個性"｢分身｣は神出鬼没で数が多く、任意の位置で分身が出てくるので厄介だ。

対して梅雨ちゃんは課題は特にない優等生。故に、強力な仲間の"わずかな弱点"等をサポートが出来るか否か……そして、常に冷静に対処が出来るかだ。

梅雨ちゃんのあの冷静さは仲間の精神的支柱となる器だ。

この対決は梅雨ちゃんの咄嗟の判断によって無事勝利を飾ることが出来た。

三戦目は飯田と尾白で相手はパワーローダー先生、四戦目はヤオモモと轟で相手はイレイザーヘッド…皆がそれぞれの課題と向き合い、対処してクリアしていく……。



「(んで、もうすぐウチらの番が回ってくるわけなんだけども………既に詰んでるこの無理ゲー感がハンパない)」

よりによって、相手は鬼灯様と相澤先生にミッドナイト。

つーか！なんでプロヒーロー三人(約一名人外)も相手しなきゃなんないんだよっ!!!

「ねえねえAちゃんてばー」

「なんスか好色ジジイ様…」

「とうとう言い直す気はなくなったね」

やかましゃ。今からやる試験で頭と胃が痛いんだよ！

「何百年ぶりかの再会なのに冷たいな〜」

「うっさいです こっちからすりゃ十何年……え？」

今、白澤さんなんつった？

「え？何百年ぶり(・・・・・)って言いました？今」

白澤さんは不思議そうな顔をしたあと、｢ああそっか、Aちゃん知らなかったっけ？｣と言ってモニターから目を外してウチを見る。






　



　





　

　






「Aちゃんは302年後…約300年後の現世に産まれたんだよ」




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