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「あれ?A、弁当忘れたの?」




『うん、まぁね』




私は購買に足を運ぶため
席を立ち上がる



「つまみ食いしないの?」




『今日はいいよ』



唐揚げが美味しそうだったが
唾を飲み込み我慢した












購買に足を運んだのは
ジャッカルくんにお礼をするためだ



手にはコンビニの袋
中身は適当に選んだお菓子たち






茶色いから目立つはずなのだが
見当たらない




ご心配せず
今日はちゃんと焼きそばパンを手に入れている






にしても、この学校の購買は人が多すぎる
よそ見をすると誰かにぶつかってしまう







フラグをたてて数分






『いないじゃん……戻ってこのお菓子たべるか』




回れー右





ブンッと身体を振る



フッ…我ながら華麗で躊躇いのない回れ右だ
足先を見るときっちり揃っている




「おい!赤也!前!」






さぁ、教室に帰ろう





顔をあげると







黒でくるくるとした髪の男が突進してきた




体育が5の私でもこれは避けられなかった





『…おもい』



咄嗟に受身をとったので頭を打たずにすんだ
しかし、私の上には突進してきた男が覆い被さっている





「おい!赤也!大丈夫かよ!」




丸井くんが赤也という人に声をかけている




「……ん、…うわぁぁ!お、俺なんで!こんな女の上に!」




こんな女とはなんだ



『どいてください』



「…す、すまねぇっす」




私はすっと立ちあがった
お菓子…拾わないと…辺りを見回す





あ、





丸井くんが拾ってくれていたのだが
ある一点のお菓子を拾ったとたん動きが止まっていた






『ねぇ、それ返して?』





返してくれと手を差し出す








「なぁ…お願いがあるんだけどよ」




と、真剣な顔をして言う





『なに?』





「このお菓子くれねぇか?」





それは新作のお菓子だった









『やーだYo』








そー簡単にやるもんか

・→←丸井くん



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ちょす。(プロフ) - 紗衣さん» 紗衣さんこんにちは!楽しんでいただけてほんっっとうに嬉しいです!読んでいただきありがとうございました! (2019年1月30日 14時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
紗衣(プロフ) - 執筆お疲れ様でした!毎回更新されるのが楽しみな作品の一つだったので無事最後まで見ることができて嬉しいです!今までいい作品をありがとうございます! (2019年1月30日 8時) (レス) id: 7d9698e044 (このIDを非表示/違反報告)
ちょす。(プロフ) - 白浪美鎖@更新遅さん» 嬉しいお言葉…!ありがとうございます。更新頑張れます! (2019年1月18日 23時) (レス) id: ad036359fb (このIDを非表示/違反報告)
白浪美鎖@更新遅(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張って下さい! (2019年1月18日 19時) (レス) id: 31cb5193da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょす。 | 作成日時:2019年1月4日 0時

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