槿花一朝 Ⅱ ［呪術廻戦］ (ページ47)

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『めぐみくん帰ろ！』

「…うん」

めぐみくんと一緒に帰るようになった
今日の先生のあの話おもしろかったね、とか
明日算数テストだねとか
いっぱいお話しながら毎日一緒に帰ってる

『めぐみくん！宿だい教えて！』

「…いいよ」

『やった！』

「ランドセルおいて来いよ」

『わかった！』

「伏黒恵君だよね」

「アンタ誰？っていうか何その顔」

「いやソックリだなと」

「？」

「君のお父さんさ、禪院っていう
いいとこの呪術師の家系なんだけど、
僕が引くレベルのろくでなしで
お家出てって君を作ったってわけ

君見える側だし持ってる側でしょ
自分の術式(ちから)にも気付いてるんじゃない？
禪院家は術式(才能)大好き
術式を自覚するのが大体4～6歳
売買のタイミングとしてはベターだよね

恵君はさ、君のお父さんが禪院家に対してとっておいた
最高のカードだったんだよ、ムカつくでしょ」

『？』

誰、あのしらが

「で、そのお父さんなんだけど僕がこ」

「別に
アイツがどこで何してようと興味ない
何年も会ってないから顔も覚えてない
今ので話は大体分かった
津美紀の母親も少し前から帰ってない
もう俺達は用済みで2人でよろしくやってるってことだろ」

『！！』

あのしらがの座り方！わるい人の座り方だってお母さん言ってた！！

『あぶないめぐみくん！！その人ふしんしゃだ～！！』

「何だこのチビ、恵君の彼女？」

「違ぇーよ！！」

『何だおまえ！』

「オマエこそ初対面に向かって
何だオマエとは何だオマエ！」

『おまえこそ、しょたいめんに向かって
何だおまえとは何だおまえとは、何だおまえ！』

ふん、言ってやった！どうだしらが！

「うわ、マジモンのガキだな」

『しょたいめんに向かってガキとは』

「やめろやめろもういい」

何だこのしらが

「…てかさ～ガキンチョよぉ
オマエも持ってんじゃん、術式(才能)」

しらがは目が水色で真っ黒なサングラスをかけてた
才能って何のこと？

「オマエ名前は？」

『知らない人に教えちゃダメって』

「俺は五条悟はいよろしくほらこれでもう友達だろ？」

『……友だちだ！』

「なぁ、恵君コイツ大丈夫？」

「全然」

『如月Aだよはいよろしくオマエもこれで友だちな？』

「…如月？」

しらが固まったなんで？

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