槿花一朝 Ⅱ ［呪術廻戦］ (ページ15)

今日:28 hit、昨日:6 hit、合計:298,929 hit

･ページ15

.

「ハッ… あ、あれは！！」

「「「Aさん！！」」」

少し離れた所に口元を押さえて佇むA
その瞳は心なしか潤んでいる

『恵……そっか、そうだよね、
カッコいいし、優しいし、頼りになるし…
…彼女くらいいるよねっ、
ごめんね、私お邪魔だったみたいっ…
“伏黒くん”… さよならっ…！』

「「「Aさぁぁぁん！！！」」」

「Aさん、今夜は何杯でも付き合いますよ…！」

「Aさん！俺うまい店知ってるんで、そこでいっぱい食って忘れましょう！」

「A…もうあんな奴やめて俺にしなよ、
俺なら君を幸せに出来る…」

「大丈夫、気にせず行ってください
駅はここを真っ直ぐです」

「ありがとうございます」

「「「『…』」」」

「マジで何すか…恥ずかしいんでやめてもらえます？」

もう～、と肩をツンツンする五条
釘崎はササッと身を引いた

そろりそろりと逃げる如月の肩に手が乗る

ギギギ…と振り返ると眉間に皺を寄せた伏黒

「…おい」

『めっ、恵チャン』

「何だ、さっきのは」

『フォーメーション、B、です…』

「あ？」

『ごっ、ごごごごめんなさい命だけは！』

はぁ…と大きなため息
そのままくるっと右を向き、帰るぞと一言

『怒ってる、？』

「知らん」

『う…怒ってるじゃん、』

「(何だよコイツ、無意識か…？)」

伏黒、ノリとはいえ如月の告白紛いの言葉に調子狂いまくってます

『ごめんって恵…そんなに怒んないで、』

しゅん、と音が聞こえそうな程テンションの下がるA

『カッコいいし、優しいし、頼りになるし…』

「…あー、ったく、
怒ってねぇよ、早く帰るぞ」

『！恵優しい好き！』

「…馬鹿！」

『えっ…突然の暴言…』

天然たらしの疑いが浮上する如月と、それに惑わされる伏黒の2人は高専へと帰って行きましたとさ

「「「…」」」

「ミッションコンプリィート！恵ちゃんの恋路は見届けたわ！」

「五条先生いつまでそのキャラやるの…？」

「甘い甘い…あの2人見てると胃もたれするわ、」

.

__

このじゅじゅさんぽ過去１なんだが…
めちゃくちゃ面白かった、やっぱり恵くんはヒロイン枠
宿儺Pが黙ってないと思うんですけどね、はい…

調子狂いまくってる伏黒とありましたが、正直如月ちゃんと話してる時いつもドキドキしちゃうらしいですかわいいですね