最期の…21話 ページ22
貴)…ごめん、銀時
銀)大丈夫か？
貴)…うん
あれからずっと涙が止まらなかった
何でかわからない…けど
晋助を思うと涙が嫌でも出るの
銀時に抱きしめてもらってる時
これが銀時じゃなくて
晋助だったら
馬鹿な事を思っていた
私って…とことん最低な女よね
本当に嫌になる
銀)にしても…何で高杉があんな所に
貴)私も分からないわ
銀)A、知らねぇかも知れねーけど
あの時高杉の野郎…
貴)…晋助が何？
銀)Aの事を本気で心配してた
お前を抱く手が震えてた
貴)！？
あの晋助が…
銀)そん時に俺がたまたま見つけて高杉に
頼むって言われたんだよ
貴)…嘘でしょ
銀)嘘じゃねぇって
そう言えば
晋助は私がガンだって知らないんだっけ
そりゃそうか
10年振り再会だったもんね
その再会がアレだった何て
最悪…
思考を回らせている私に
再び銀時が口を開く
銀)A
貴)何
銀)まだ高杉が好きなのか？
晋助を…好き？
貴)…うん
あの人だけよ
銀)そうか…
じゃあ俺、行くな
貴)ありがとう、銀時
銀)また来るわ
貴)待ってる
銀時の後ろ姿が見えなくなるまで
目で追っていた
銀時は
こんな近い存在なのに
何で晋助はあんなに遠いの？
私はどこで…何を間違えてしまったの
さっき銀時に
『まだ好きなのか』そう聞かれた
好きじゃないわ
愛しているの
あの人じゃなきゃ駄目なの
でも届かない存在
あの時…
私は晋助に全て捧げたし
晋助の全ても私が受け取った
もう離れない、そう思っていた
貴)…あらやだ
視界が涙で歪む
心が苦しい
晋助は誰にも変えられない存在
だけどもう
触れられない
後少しで死んじゃうのに
最後の最後までこんなに苦しいのかな
こんな苦しいくて
晋助にもう会えないなら
いっそ、晋助に助けてもらった時に
晋助の腕の中で死にたかった
貴)…会いたい
晋助に会いたい
晋助に愛されたい
この隙間を埋めて欲しい
満たしてほしい
それが晋助の偽りの�牋Ν瓩世箸靴討�
私はその偽りを
その晋助を愛すから
嘘でも愛してくれるなら…
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ハルナ(プロフ) - メチャ感動しました！ (2016年3月26日 13時) (
レス) id: 2e1a62f3de (このIDを非表示/違反報告)
高杉LOVE - 涙出ました！かんどうしました！ (2015年11月17日 23時) (レス) id: 5d3246c170 (このIDを非表示/違反報告)
雨 - 感動しすぎて涙が止まりませんでした！ (2015年5月12日 23時) (レス) id: 2041805c06 (このIDを非表示/違反報告)
神夜(プロフ) - どうぞ。 ほとんどその為に描きましたので… 下手ですけど、すみません。……… (2015年5月10日 20時) (レス) id: 94e0333bfa (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃ(プロフ) - 神夜さん» ありがとうございます！！小説にのせてもいいですか？ (2015年5月10日 18時) (レス) id: 48ce6e08fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はーちゃ
| 作成日時：2014年12月23日 21時
