【刀剣乱舞】私はあなた達の主にならない

主探し☆69日目 ページ27

薬研side



今日、鈴那は学校に来なかった。

俺たちのせいだ。。。
昨日、あんな事になったから…


退部届、出したんだろうか。
こんなにあっさり終わるものなのか？


もう、鈴那の笑顔は見れないのか…？



そんなことを考えてたら
1日はあっという間に過ぎたみたいで
もう部活の時間になっていた。



乱「薬研、厚。。。もう、鈴那来ないのかな…どうしよう…っ！ボク、まだ鈴那とたくさん話したいことあったのにっ！」



乱…俺だって…まだあいつと話すこと、沢山ある。話したって話足りないぐらい。



厚「話すことができたとしても、前のようにはいかないかもな…ただの“クラスメイト”っていう存在になると思う。。。」




“クラスメイト”か…



いつからだろうか
あいつの存在が俺たちの中で大きくなっていったのは…


いつからだろうか
あいつの笑顔を守りたいと思い始めたのは…


後悔してももう遅い。

俺たちは主を探しにここへ来た。


結果的に主には会えなかったけど
それでも、もっと大きな出会いがあった。



一「薬研、厚、乱。大丈夫かい？」



薬「一兄…そういう一兄こそ。顔色が悪い。」



一「情けないね、長男なのに…兄がこんなでどうするんだ…」



一兄は少し詰め込みすぎだ…



乱「そんな…っ！一兄だけの責任じゃないんだから！」



厚「そうだぜ！だから詰め込みすぎるな！」



一「わかった…ありがとう」ニコッ


一兄は笑ったつもりだろうけど
笑顔が引きつってる…



薬「とりあえず、部活に向かうぞ」



とりあえず、目先のことから考えよう。

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