【刀剣乱舞】私はあなた達の主にならない

主探し☆62日目 ページ19

薬研side



俺たちはあのあと、呆然としたまま寮まで帰った。帰り道のことはよく覚えてない。



言わないほうがよかったのだろうか…


いや、今言わなきゃダメだった。
今タイミングを逃せばもう言えない気がしてた

案の定鈴那は悲しんでた。



はっ当たり前だよな…


信じてたやつらが、母親を殺した人たちでした。なんて普通受け止められねーよ…




あれ…これって俺たちはあいつを裏切った…のか？


…やってしまった…


俺たちは…主と鈴那２人とも裏切ってしまった。なんてことをしたんだ。




主を探すために来たはずが、その娘まで裏切ってどうすんだよ。





そんなことを考えてるうちに教室についた。


鈴那はまだ来てなかった。

横にいた乱が


乱「鈴那…きてないね。」



薬「あぁ。」





ガララララっ




鈴「ねぇ。そこ邪魔なんだけど。どいて」



？！

鈴那だった。驚いた。



薬「あっあぁ。すまねぇ…」



スッ



鈴那はこっちを見もしないで横を通ってった。


薬「っ！」



声を、かけたかった
正確にはかけれなかった



声が。出なかった


キーンコーンカーンコーン

乱「チャイムだ…薬研、とりあえず座ろう？」


乱に声をかけられてとりあえず座った。









どうか…またいつかお前の笑顔が見れるように…

主探し☆63日目→←主探し☆61日目

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す