ウチの最年長の秘密② (ページ31)

今日:20 hit、昨日:38 hit、合計:91,233 hit

・ページ31

カメラマン「はい、OKでーす」

カメラマンからのOKが出た瞬間こーちが口を抑えてどこかへ消えていった。

こーちの顔色をみて直ぐにあとを追いかけた。

こーちが急いで入っていったところはトイレだった。

トイレの個室からは『ｹﾞﾎｯｵｴｯ……ｹﾞﾎｯｵｴｯｵｴｯ』と苦しそうに戻している声が聞こえた。

北「こーち？居たら鍵開けて」

ガチャッと鍵が開けられて中に入ると吐くものがないのか嘔吐くこーちがいた。

誰かに知らせなきゃと思い、LINEの1番上にいる人に連絡した。

樹「もしもし？北斗、どこいるの？そろそろ6人で撮影始まるよ？」

北「ごめん、トイレいる。こーちが吐いちゃてて…… お水持ってきてもらえる？」

樹「え、まじ？わかった、すぐ行くわ」

樹を待つ間こーちの背中をさすり続けた。

樹「北斗〜こーち？」

北「ごめんね、ありがと。」

樹「こーち、大丈夫なの？このあと撮影できる？」

北「ん〜今の感じだと難しいかも…結構吐いちゃっし」

髙「ほく……はぁ」

樹「おれ、スタッフさんに聞いてくるね？」

北「うん、お願い…こーち、動いて大丈夫？」

髙「ん……」

フラフラなこーちを支えて楽屋に戻る。

とりあえずソファーに寝かせた。

さっきより熱も上がってる気がするし、本人は嫌かもしれないけど今日の撮影延期するしかないな……

一人で考えていたらみんな楽屋に戻ってきた。

樹「北斗〜難しいかもって、どうしよう……」

慎「こーち、大丈夫そう？」

北「熱上がってる気がするし無理そう……」

京「あ、そうだ。俺、解熱剤持ってるよ。今だけならなんとかなると思うけど……あとからきついかも……」

ジェ「寝てても辛そうだよ……」

北「休ませてあげたいんだけど、俺らのスケジュールがどうしても合わないらしくて……」

樹「薬飲んで頑張ってもらうしかないか……」

北「こーち、撮影できそう？」

髙「やるしかない……でしょ、、?」

寝てると思っていたんだけど、実は起きてて俺らの話を聞いていたらしい………

京「はい、薬。しんどくなったら誰でもいいから頼ってよ。」

髙「ありがと……」

京本に薬をもらって少し落ち着いたこーち。

北「こーち、いけそう？」

髙「ん……いける。」

こーちのタイミングでスタジオまで移動した。