ウチの最年長の秘密② (ページ29)

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髙地side

とても憂鬱なドライブ企画。

実は貧血気味で頭痛と吐き気が数日前から続いてるんだよね。これを知っているのは大我とマネージャーさんだけ……

出発から1時間経ってないのに気持ち悪くなってきて真ん中だし必死に我慢してたんだけど、大我がすぐ気づいてくれて

みんなには聞こえないように聞いてくれた。

京「こーち、酔った？(ﾎﾞｿｯ)」

髙「……(頷く)」

京「樹、まだ着かない？」

樹「なんで〜？」

京「ん〜髙地酔ったっぽいから」

樹「マジで？もう少しかかるかも。」

北「こーち、、」

樹がもう少しかかるかもって言った途端、我慢できなくなっちゃって口を押えたけど、手には収まらなくて服が汚れてしまった。

北斗が泣きそうな声で名前を呼ぶから、こっちまで泣けてきて少しだけ泣いた。

みんなの前で吐くとは思わなかったから少し抵抗があって我慢してたら

京「大丈夫だよ、袋あるからね。手も綺麗にしよ？」

大我が優しく声をかけてくれた。

髙「ううっ……ｵｪｯｹﾞﾎｯｵｴｯ……ｸﾞｽｯｵｴｯｵｴｯ」

気持ち悪くて我慢できなかった。

樹「パーキングエリアに止まるね。」

京「うん、ありがとう。」

髙「ごめん……ｸﾞｽｯ……ﾊｧﾊｧ」

北「落ち着いた？」

樹「着いたよ。」

京「まだ吐きそ？」

髙「ん〜吐き気はあるけど吐くものない……」

北「とりあえずトイレ行く？」

ぐるぐるして目の前が見えなくて1人で歩けそうになかったから大我と北斗が支えてくれてほんとに助かった。

トイレについて嘔吐いてみるけど胃液しか出てこない。

北斗が水飲も？って言うから素直に飲んだら飲んだ水全部吐き出しちゃって……でも少しすっきりした気がした。

その後予定の場所に行ってはしゃいで帰ってきた。

酔うことも無く撮影中もなんとか乗り切り、ジェシーに怒られました。

END