社 長 秘 書 ( 黄 ) １８

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淳「 やっぱ、この時間は店混んでるからなぁ。」


♡「 ……………… 」


淳「 家でゆっくりしよか、」


♡「 ……… 、」



淳太が気を使ってくれて

タクシーの間もお互い無言のままだった。



せっかくの淳太の誕生日、

こんなんで終わっていいのか？？？


しかも初めて２人で祝う誕生日なのに。



…………… 情けなさすぎて泣きそう。




淳「 はーー、やっぱ家が落ち着く。」


上着を脱ぎ捨ててソファに座る淳太は

すぐリモコンに手を伸ばしてテレビの電源を付けた。



あ、食器が片付いてある。

朝は勝手に１人でテンパって片付けせず家を出たのに。

淳太が片付けてくれたんだ。



淳「 A 、TAKATSUKINGがインドでロケしてるで。」


ほら、おいで。って淳太が呼ぶから

黙って淳太の隣に座って

TAKATSUKINGがインドのカッコイイ帽子をかぶって

インドカレーの食べ比べをしていた。




淳「 あーー、今日は災難やった。」


♡「 …………… 、」


淳「 せっかくの誕生日やのに、」


♡「 ………………… 」



やばい、泣きそう、←



淳「 Aは落ち込んでるし、」


♡「 … へ、」


淳「 あーあ、俺誕生日なのに。」


淳太はからかうように言いながら

肩をそっと抱き寄せた。



淳「 まだ、おめでとうって言われてへんし。」


♡「 ……………… ( 涙 ) 」


淳「 いつになったら、おめでとう言ってくれるんやろか。」


♡「 ……… 、淳太、おめでとぅ、( 号泣 )」



淳「 … (笑) 遅いわバカ嫁、」



バカって言いながらも優しく抱きしめてくれて

俺ずっと待っとたぞ？と笑いながら背中を摩ってくれた。

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