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母から渡された長い手紙を読み終わる。
自分がいろいろ
知らなすぎることを痛感した。
ピアノが好きなのは知ってたけど
留学とかピアニストとか、聞いてない。
彼女は夢を諦めて
俺はあたまえのように夢追いかけて
どんな気持ちで隣にいたんだろう。
医者という中で夢を見つけて
それもダメと言われた時どんな気持ちだったのか。
想像しただけでもグレそうになって
思わず頭をかかえった。
迎えに行きたい。
今すぐに。
でも俺は行く権利があるのだろうか。
そんなことが頭をよぎる。
手紙の中で彼女は俺を一度も責めないけど
ほんとは心のどこかで憎かったんじゃないの？
俺が行かなければ彼女は…
母「なんて書いてあった？」
「んー」
母にAの手紙を渡す。
自分で話したくない。
気になるなら自分で読んでほしい。
俺の部屋には沈黙が流れて
時が止まったようなどんよりとした空気
母「あんた、この場所わかるの?」
「たぶんあってると思う」
母「なにしてるの早く行きなさい」
「どうしようかな」
母「なに悩んでるの？」
「俺がいく権利あんのかな？」
母「北斗が迎えに来てくれるって信じてると思うよ」
それだけ言って母は部屋を出て行った。
次の日仕事に向かう。
当たり前のように6人仕事で
ちょっと憂鬱
絶対聞かれるでしょ？
「お疲れ様です」
樹「おつ〜」
慎太郎「ね、つぎはどうだった？」
ほらね。
慎太郎にAの手紙を渡した。
みんな色々手伝ってくれたから
言わないわけにはいかない。
みんなAのこと知ってるしね。
慎太郎を囲ってみんなが手紙を読む
この空気がなんとも言えない。
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糸山露子(プロフ) - この後どんな風になるの特別編か続編読みたい。 (5月15日 0時) (
レス) id: b4b34b6799 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唯音
| 作成日時：2023年3月27日 16時
