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1週間、毎日体のだるさが続いた。

なんとか教室へ行っていたけど、ついに今日起き上がれなくなってしまった。


熱もないし、なんで。



ふと虫刺されの事を思い出した。

まあ所詮虫刺されだったし、痒くも痛くもなかった。




『うそ…、』




何気ない気持ちで鏡で背中を見たら、なんか模様が出来上がっていた。


やっぱりあの時の呪霊の仕業だったりして、
なんて思ったけど確実に祓ったよな…?


今となってはもうわからない。



呪術師としての経験もまだまだ浅い。知らないことも沢山ある。

とりあえず重い体を引きずるようにして、パジャマのまま寮から教室へ行った。




「A!どうしたんだい!」

『ねえ助けて、』




途中で傑に会った。事情を説明すると医務室へ運んでくれた。

すぐに硝子も来てくれて、夜蛾先生も来て、診てくれたけど何も手がかりはなかった。




「私が未熟なばかりに…、治せないものなんて無いと思ってた…。」

『硝子やめてよ、』




硝子は口を噛み締めて泣いていた。唇から血が滲んでいた。


夜蛾先生は背中の模様を写真に撮り、上層部に聞きに行くと出て行った。



それから悟が入ってきた。



悟は異変に気付いていたのに教えなくてごめんと言った。




「…ごめん、もっと早く言うべきだった。」

『気にしてくれたんでしょ?大丈夫だから。』




私って馬鹿だ、足手まといだと、つくづく思う。

やっと仲良くなれた、たった3人の同級生をこんなに悲しませるなんてほんと馬鹿だ。




そのまま医務室のベッドで横になった。




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くまこ(プロフ) - 蒼さん» コメントありがとうございます😭✨そう言ってもらえてすごく嬉しいです! (2022年2月9日 3時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)
- とてもいい作品でした。夢主さんは綺麗な散りかたをしていて綺麗な作品だと思いました。(うまく伝わっていなかったらすみません) (2022年2月4日 22時) (レス) @page18 id: edd403d320 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2021年8月18日 0時

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