モブ？モブイン？いやいや多分準レギュラー2

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ついでに拒否権と黙秘権は使えませーん
うっわ､めんどくさいやつかよ

はァァァァ……と長いため息をつかれ､なっが！とツッコミを入れるとコナンくんはそっぽを向きながら


「いねぇし……」


と小さく答えた
ここであたしが不敵に笑う
何笑ってるの！？と聞かれそんな下手な演技で演劇部を騙せると思っているのか！！と高笑いをした


「……？Aお姉さんどうしたんだろ……」

「これは俗にいう見ちゃいけません！というやつですね」

「変なもんでも食ったのか……？」


君たちー
聞こえてるよー
せめて小声で話そー？
これ演技だからー､ねー？


『でもそっかー､蘭は違うのかー』

「ﾌﾞｯﾊ!!?」


なんだー､と口をとがらせると彼は勢いよくむせた

おやおや？？
コナンくん？？
もしかして？？？


『あらららら〜､マセてますねぇ〜』

「バッ､バーロー！違ぇっての！」


真っ赤な顔でアタフタするコナンくん

なにこれ激カワ
隣で哀ちゃんがやれやれとした顔をしているのは見なかったことにしておくとするよ


『そっかそっかー､コナンくんは蘭が好きなのかー！』


未だに顔を赤くさせているコナンくんを見ながらあの有名な高校生探偵と未来の名探偵に好かれるって蘭何者､と考えていた

確かに可愛いし強いし頭いいし料理ができて裁縫もできる､家柄も良くてスタイル良し､胸もある………

……

……


『うわぁぁぁん！！誰だよ天は二物を与えずって言ったのぉぉ！！三物も四物も与えてんじゃねぇかよぉぉ！！』

「Aさん今日情緒不安定かよ」

「放っておきましょ｡彼女疲れてるのよ」

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