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詳しい事は後で連絡するわね！と園子はルンルンと席に戻って行った
「ったく…キッドなんかのどこがいいんだか」
と､言いながらあたしの右隣に座る工藤
「さぁ？園子はイケメンには目がないからね」
と､苦笑しながらあたしの左隣に座る蘭
2人して地味に園子をdisってる
園子は気付いていないが
『……ねぇ蘭､席交換しようか？あ､工藤でもいいんだよ？』
あたしは笑顔で2人に問いかける
席替えして今の席になってからずっとこの調子な気がする
「それ毎日言ってるよA…」
「いいんだよあなたの苗字､授業中もコイツの隣とか嫌だしな」
「何ですってぇ！？だいたい新一も＿＿」
始まった…このクラスの恒例行事､この2人の"痴話喧嘩"
あたしは別にお節介で隣にしたい訳では無い(その気持ちもゼロではない)
問題はあたしを挟んで喧嘩をしていることだ
クラスの人達は今日も平和だー､なんて言ってる
あたしからしたら全然平和じゃない
まぁ今回はあたしが引き金を引いてしまったがふと前を見て園子と視線があったとき､何かを口パクで伝えてきた
何？とあたしも口パクで聞き直す
『毎日大変ね……？くそぅ…他人事だと思いやがって…！！』
その時扉が開き担任の先生が入ってきた
「工藤ー毛利ーその辺にしとけー､あなたの苗字が可哀想だ」
「「あ」」
「ご､ごめんねA…！」
「わりぃ……」
『あーうん､仲良くて結構結構』
そう言うと良くない！良くねぇ！と声が揃った
あはは､少女漫画によくある光景だぁー
こりゃ付き合うな､絶対
SHRも終わり､1時間目ってなんだっけ､と思い予定表を見るとそこには現代文と書かれていた
得意分野だからいっか､と寝る体勢に入る
一番後ろのため地味に気づかれないのだ
前男子で隠れられるしありがたい
「おい寝るなよ！お前が寝たら俺に質問された時どーすんだよ！」
『いや自分で何とかしろよ探偵』
「俺だって寝たいんだよ」
『だってさ蘭』
「こっちに振らないでよA､新一なんか知らないんだから！」
「まだ怒ってんのかよ…」
わぁるかったって､と謝るも知らない！と怒る蘭
その2人を横目に授業の準備だけして腕を枕に頭を伏せる
園子もクラスメイトも呆れた様子で2人を見ているに違いないと思ったあたしはんふｯ､と笑ってしまった
「何の笑いよ！」
「何が面白いんだっつーの！」
『あっ､やべ』
2人の矛先があたしに向いた
いや､まぁ…うん､ごめん､と返すと2人は冷静になり授業の準備を始めた
そこに現文の先生が入ってくる
これがあたしの日常だ
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想い人(プロフ) - 心さん» 楽しみにしてくださってありがとうございます！1日1話のはずが不定期になってしまい本当にすみません…！完結まで持っていきたいと思うのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年10月31日 4時) (
レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！ (2019年10月27日 17時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
想い人(プロフ) - 美桜琉さん» 本当ですか！？とても嬉しいお言葉ありがとうございます！すごく励みになります！これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2019年9月16日 23時) (レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)
美桜琉(プロフ) - めっちゃ面白いですね！これからも更新頑張って下さい！ (2019年9月16日 18時) (レス) id: 95c48d4791 (このIDを非表示/違反報告)
想い人(プロフ) - いえ､大丈夫ですよ｡こちらこそ原因が分からずすみませんでした｡ (2019年9月14日 17時) (レス) id: e9eaf42caa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：想い人 | 作成日時：2019年9月1日 3時
