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「うーん、何でだろうなー?なんか、こう、ミヨの食べる姿見て、、こう、美味そうだなー?って、こう、心臓がギュって?、何でだ?」
「やっぱり我を捕食対象として……!?」
「あんたは黙る!」
ミヨが口を挟むと話が進まないと思ったナミはサンジに頼んで、ダイニングの外へ連れ出して貰った。
ミヨが出て言ったのを確認すると、今度はウソップが口を開いた。
「それはミヨだけなのか?」
「おう?そういえばそうだな!」
ルフィの答えにナミとウソップは顔を見合わして、もしかして……?という顔をした。
「ねぇ、ルフィ。例えばミヨがゾロとかサンジ君とかと二人きりで楽しそーーに、話をしていたらどう思う?」
ナミが企んだ顔をしながら聞く。
横でウソップが引いた顔をすると殴られた。
「うーん、なんかイライラするな!」
「誰に対して?」
「うーん、ゾロとかサンジとか、ミヨと一緒にいる奴」
「それはどうして?」
「質問ばっかだなー!」
「いいから答えて!何でイライラするの?」
「うーん、俺もミヨと話したいし、ゾロやサンジに取られたくないし、ミヨを」
そこまで答えたルフィに、ナミとウソップは確信した。
「「((ルフィがミヨに恋をしている!!?))」」
思い返せば、少し可笑しいなと思う点はいくつもある。
ナミやウソップが初めて船に乗った時も、なぜか妙に二人だけ関係が違うような雰囲気をしていた。
今までも今までも二人の距離は何かと近いし、いつも一緒にいる気がする。
まさかとは思ったけど、あの超鈍感で頭ん中冒険と肉ぐらいしか無いと思っていたルフィが、一番かけ離れているであろう、恋をしていたなんて!
本人はまだ気づいていないが、先程ミヨが美味しそうと思ったのも、性的欲求に違いない。
何で19歳の男がこんな事も知らないなんて、と頭を抱えるナミとウソップ。
二人をどうくっつけようかと、しばらくの間悩むハメになる。
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作者名:アップルパイ | 作成日時:2017年11月17日 14時