文豪達と色々やってみたらカオスになった《短編集》

浮気をしてたら ページ15

中島敦


「……Aちゃんは僕の事、嫌い？」


そう云い乍ら、切なさに満ち溢れた顔をする敦君

僕が何かしたなら謝る、だから、だから未だ僕の隣に＿＿＿と半泣きする始末に、夢主ちゃんは何も云えなくなる御様子

其れでも無理なら、無理に隣に居てとは云わない、と其の儘沈黙に成るオチ

敦君、作者が夢主ちゃんの代わりに付き合ったるから、な？(作者帰れ)



太宰治


「＿＿＿私に嫉妬したのだろう？

A、戻っておいで」


否、てか貴方も女垂らしでしょうが←

作者は知っています、貴方が知らぬ女と心中申請書を笑顔で渡していることを(浮気なのか其れは)

夢主ちゃんが御免なさい、と云うと太宰さんは其の男に君を一生怨むよ、と言い残して行った

めでたしめでたし(ﾟ∀ﾟ)←



国木田独歩


「俺の手帳にはAが他の男の家に行ってはいい＿＿＿等と記されていない

Aは俺と居るのは不満だったのか？」


不安な色を見せる国木田さん

お前が其奴と居たいなら何も云わない、だが未だ少しでも俺の事を思い遺しているのなら戻って来いと云う国木田さんはもうイケメン

夢主ちゃんが何も云わず其の男と黙ってその場を離れると、国木田さんは唇を噛みしめ、一人涙します

大丈夫やで国木田さん、作者がおるで。

ほい、ハンカチ使えや(作者お前どっから来た)



谷崎潤一郎


「そっか……

＿＿＿だから何時もあんなに楽しそうに電話してたんだね」


ごめッ、僕全然頼りなくてッ……と目元を拭うヒョロ崎

……まあなぁ、云っちゃ悪いけど呼称的に頼りないんだけどな(ヒョロ崎)

夢主ちゃんは本当に御免なさい……とお互い涙する結末。

……夢主ちゃんの浮気相手空気←



宮沢賢治


「僕に構わず行って下さい

Aさんが幸せなら、僕も幸せですから」


にこ、と笑い手を振る賢治君。

夢主ちゃんは賢治君、御免、御免ねっ＿＿＿と涙し、Aさんが泣いちゃうと、僕も泣いちゃうので止めて下さい、と最後に抱き締めあう二人。

………此方も夢主ちゃんの浮気相手空気。←



江戸川乱歩


「異能を使わずとも、そんな事だろうと思ってたよ

＿＿＿幸せになれ」


乱歩さんは作者が御持ち帰りますねはい(!?)

ふっと笑う乱歩さんに夢主ちゃんは、乱歩さんと居た時間はとても幸せでした、と涙して云い残して去って行きました。

其の後、乱歩さんは一人で涙したのを誰も知りません。

作者は知ってるけど(作者帰れ)
＿＿＿＿＿＿
-結果-

文字数限により、次回で！

浮気をしてたら 其の二→←後ろから抱きついて好きって云ってみたら 其の二

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