# 8 人 目 の ほ わ い と ガ ー ル ２

頼 っ て よ ２ ページ5

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中村「 今日 北山くんと一緒だよね ？ 俺から言っとくから 、 ね ？


… 大好きな みつくん が 哀しむよ ？ 」




さっきまでの 中村さんの 陽気な表情は 嘘だったように消えて

耳元で囁かれるのは 、 … 私の 一番の 弱み




大好きな 人たちを 、 私の 自分勝手 で 壊せない





中村「 __ おっ！ 北山くん 、 お疲れ様 。



…… 生田さん 、 俺に 相談事あるみたいで 、

今日 これから お借りするね ？ 」



北山「 お疲れ様です 、 … 今日は メンバーで 打ち合わせがあって 」



中村「 俺の都合になっちゃうんだけど 、 今日しか ゆっくり 話せなくて

… じゃ 、 またね 北山くん 」







みつくんの 表情は 、 心做しか 不安気 に 見えて

そんな みつくんの 顔さえ 見れないまま 、 私は 先を歩く 中村さん の 後を追う








芸能人 の 集まるような 個室で グラスを交わし


後に 向かった先は 、 高層階 の 東京のネオンが一望出来る 一室





『 … っきゃ 、 … やめてください っ 』

もう ここまで来て 拒んでも仕方ないのは 分かってる




中村「 お喋り上手で 、 笑いも取れちゃう 北山くん 、


喋れないのに 座ってるだけで 数字が取れちゃう 玉森くん ……

次 の レギュラー … 、 無かったことに しよっか ？ 」









みんなにとって 、 私は ただの メンバーかもしれないけど

私にとって みんなは 、 掛け替えのない 存在だから


…… お願い 、 私の 大切な人だけは 傷つけないで






中村「 … 急に素直じゃん ？ その気になった ？ 」



中村さん の 首に手を回して 、 気持ちを 煽り

中村さんの 程よく冷たい 手は徐々に 私の身体を滑り 、 本能的に 身体 が 反応する






首筋 に落とされる キスも 、 頬を伝う 涙でさえ

何も感じない

ブラウス の ボタンが 弾ける 音さえ 、 心地よくて






「 …… っおい ！ っ 汚い手 で 触んじゃねぇよ ！！！ 」



こんな時でさえ どこか 遠くで 、

… 大好きな 裕太くん の 声 が 聴こえてくる

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